慟哭を続ける三葉虫たち、あらゆる法を潜り抜けるネズミや、約束を突き破るサイの角、理想論を積み上げる男たちの心の中の焦土、分断を繰り返し、過信ばかりで囲われた世界で、逡巡してばかりいるし、徒に時を静観し、気付けば、年老いていた辺りから、示す値などから締め出され、試験管で産まれた、リベラルな子供たちの孤独や、恒常的な痛みに平伏す市民たち、漂う雲を眺めては、散漫な儀式の奴隷になるだけの、曖昧な理想や、突きつけられた罪の中で、固執するだけの時折の礎や、不吉な予感やら、あらゆる余暇、神々しい物質や、ジレンマが肥大し、やがて、空間的なものから飛び出し、作られた自我が謳う、意識や、同一性やらが、汎神論なんかを持ち出し、人間の都合により、生み出された神も、信用を失い、新たな神たる情報により、すぐさま偏るだけの、思考が生み出した、思想により、忌々しい欠如を生み出しては、打算的な輩が打ち出した正解などは、所詮は、誰かの都合により、生み出された正解であり、そこに生まれた権利も、すぐさま改ざんされ、都合の良いように、扱われるだけの、今にせめぎ合う倫理観などは、安易に欠如を謳い、欠けた部分を、埋める為だけに、生贄として運ばれて行く子供たちや、約束を踏み躙るファシズムや、分針に掴まる羽虫たちや、蓄積された異物感の山を登り、ずっと自分らしさなどを、謳うだけの、惰性な取り組みに寄りかかる、不自然な自己を切り取る、歪な信念が、神経質そうに、遭難する心の中。