昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

あかぎれ

慟哭する太陽、ひけらかす君たちの市民権も、ファシズムにより効果を失い、即座に送られる死地で、逆撫でされる神経や、蝕まれる意味の中で鎮座する奴隷根性や、同化するほどに、精神的な結ぼれは硬くなり、頑なに否定し続ける先では、確かさは喪失し、与えられた永遠に手懐けられ、連帯かなどを謳う思想や宗教の怪しさにより、恍惚としていく人々の構図、短絡的な消費により、増していく快楽、改ざんされるだけの日々の中で、カタストロフィーに浸る現実主義者たち、退廃的な傲慢さを描く画家たちや、機関的なシナリオが、観点を破壊し、考えることを辞めて、ただチグハグな日常に住まう意識的な想念に平伏すだけの過ち、争うほどに増していく憎しみの装甲、剽窃や湿度や、嵌入や錯乱、頑迷や症候、あらゆる光景の消失、偶像を殴る少女が孕んだ愛の配下たる私たちの焦土、ハミングする符号が呼ぶ戦闘機や戦車の鈍色、磊落なままに日常をファッショナブルにして、幽遠でひっそりとコンビニ経営なんかして、貸付られた罪に反し、私たちは、すぐさま凡庸な喜びを敷衍させ、波及する愛が開眼させた第三の目で、見つめる先々では、錯雑とした思いが流動し、様々な面影を飲み込み、混濁する意識は、異物感を抱え、懐疑的になる君が塗り替える意味に侵食してくる意味との和解を終え、リミッターを外し、内臓をキレイにして、コアを磨いて、囚われる憂鬱にこびりつく悪魔的なものに雇用されずに、去り行くままに遠ざかる。私たちの窮屈な闇、消息が途絶えた儀式により産まれた命、勇敢な日々の中で捉えるものが、やがて確かな縁を生み出し、すべてを踏み台にしてまで生きる喜び。