昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

腐食

月面を散歩する野良猫たち、コールタールに塗れた海鳥たち、アンニュイとした観念が孕む子供たちや、忘我に潜む孤独な大人たち、歪む論理を掻き鳴らす純情な花、ぬいつけられた意識を噛み締める縫いぐるみたち、貪婪な悪意を蔓延らせる道理や不規則な過ち、意識を強制収容する権力的な何かしらに反し、紊乱な衝動を焚き付ける情報や、麻痺した脳内に促され続けるまやかしにより、快楽物質を放ち、あたかも、そこで感じているかのように仕向けられることを、管理するための会社での歯車として、掃き溜めの中で蠢く虫ケラのような感覚で、あらゆる悲劇を、クレバーな君が、観察しているような雰囲気を醸し出し、傍観者のような役割で、俯瞰で見つめる乖離した利己的な自己すらも、俯瞰で見つめるような、永遠性の中での、相似し続ける自己を酷使して、セオリーのセリーや、制限を用いるほどに、現れる快楽の虜になり、自らを縛り付けることすらも、自覚して、マゾヒズム的に増していく欲しいと強請るだけの感覚に寄りかかる、快楽的なまやかしの道具として、誰かや、何かを偶像崇拝して、際限ないものの傀儡として、善悪を謳うだけの、拙い思想を保つためだけに、惰性に導かれていくものの焦燥感に苦しみ、未熟なままに、信仰するものの虜になるだけの、君たちの退屈な支配からの逸脱を企て、誰にも捕まるわけにはいかず、また、誰かを裁くこともなく、良い悪いは無視して、自分の判断だけで、今を翻し、貧相な主体や、主義などに反し、拘うだけの道理を打ち砕き、利己的な主体すらも食い尽くし、純粋なままに、成すことを、成し、成し遂げた後の、傲岸不遜な自己をも叩き割る。f:id:jibmfmm:20240219050802j:image