昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

凡庸

絶え間ない高揚感を押し付ける春を飛び越えて、あらゆる偏見を受け入れる器として生きて、平然たる様相で不吉な予感を避け、倦怠感がもたらす諦観や、うそぶくばかりの日常との不和、わずらわしい意図や、幾ばくかの可能性を携え、廃れた指針や、主体性もない人々の渦、疑われるばかりの君たちの一生や、豊かさを謳う奴らの詐欺、犠牲ばかりの日常に住まう疎ましい答え、軽薄な理想を用いては、騙されるばかりの子供たち、まやかしの言葉に平伏すだけの大人たち、かさばるだけの情報や、ハイエナのような連中が、孕む依存心からの離脱、理性すらもない奴らが示す文言、怨嗟を吐き出す瑣末な週末、貪婪な日曜日を捕食する熊の群れ、乱立する清楚な数字の横顔、分譲地に絡みつく月日の痕、整合性もない余韻や、勇躍する結末、奪い合うだけの領土や領地、ふやけた説明書や、主役が居ない映画、眼前で死滅した論理を圧縮しては、さまざまな思惑を閉じ込めた回路の中で、理解すらも得られずに、彷徨う君たちとの齟齬やら、交換される思い出と仮数、退廃的な面影を均すための炸裂弾、化学兵器を詰め込んだケーキで祝う誕生日や、終焉で揺れ動くファシズムの分身、分裂し続ける文章を裁断するシュレッダーの大きな口、敷衍し続ける実体や、加工されるだけの実体、硬化していく実家や、堆積する理由と推移、蛇目の猫の恋路や、攪拌される猜疑心による末路、項垂れている君の首筋に噛み付く蛭や、悲観的な君たちの余波により、生まれた雷雲、来世を願うばかりで、現世を楽しめて居ないなんて、あまりにも、勿体無いから、加算されるだけの毎日に点数なんて付けずに、煩わしくも重なるだけの今を裏切り、怠惰なままに、日々を貪り食うのである。f:id:jibmfmm:20240418045641j:image