昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

奇跡

グラタンの船の上で、自己憐憫を繰り返す自傷行為にこそ、高尚なものがあると語りかける老木、ファシズムの分針や秒針がチクタクうるさいからと、回転する座標は、宇宙的な規律から超越して、クロワッサンのような星になり、空洞につめこんだ、ウソやホントの数により狂うのだと、内蔵を売買するディーラーたちが彷徨うブラックホールの右側の星、クレーターの上で踊るタコみたいな宇宙人、砂浜に寝そべるビキニを着た女神たちや、互換性がある君と私との調和、ワンタンのような枕で昼寝して、セオリーから外れて、超巨大な心音が唸り、猜疑心に震える君の過去から引き取る多幸感の波、大義を破棄して、論理を漁る家庭環境や、チグハグなノイズに支配された街という街、改めることもないからと、裏切り荒む老化を乗り越え、猜疑心を孕むだけの夏や、誓いのキスの後に広がる後悔の渦、浮かない顔したジンクスや、強壮剤により、短くなった寿命や、無くした過去や、枯渇する燃料を奪い合うための戦争や、新たな神となるための供犠として運ばれる動植物、蝉蛻を繰り返しては、ファシズムが覆い被さる社会の隙間、旋回する虚ろな虫たちの産気、希薄な装いと、あらゆる予測の果てに迎える愛を超克しては、恍惚としている意識の散漫さにより、裁かれるだけの曖昧さを捕食する肉食獣や、ノスタルジックな音に揺らぐブランコや、混淆する果てに揶揄される物事が、口唇期の思いを浄化させるための、音楽や踊りにより、解消されていく苦しみや、慈しみすら無くなってしまったと、嘆き悲しむよりも、喜び楽しむことだけに専念する。f:id:jibmfmm:20240528045824j:image