昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

愛とたくさんの過ち

タコ殴りにされ、帰る場所もなくて、眠剤やら、安定剤やら、パパやママすらも食い散らかす君が見つめる、ドラマチックな夜が垂れ流れるブラウン管から、あらがうだけの感情を、ダストボックスに捨てても、捨て切らんし、ステマな連中ばっかりが、金の亡者みたいに生きるから、金が汚くなるんやし、機械的な破壊音で、思いがチグハグになって、誰も居らんくなった後にこそ、愛も開けるねんって、彼女も語ってたけど、依然として、彼女は人のものであるけど、それは契約上のことであったとしても、大好きやったなとか、独りよがりな記憶により、 美化された思い出だけは、いつまでも、君を綺麗に映し出しよるけど、結局は、けたたましい音して、世界は破壊されたんではあるけども、歩けば歩くほどに、苦悩は増すねんけど、私には哲学があるし、あらがい続けるからこそ、人間とは、キラキラきらめいて、否定されても尚、私は、私であることを望む以前に、存在とは、瞬間にそこなわれるわけであって、今にも分け隔てられて、惰性に堕落しはって、惚れた腫れたでは、腫れ物のままで、痛む膨らみを育てては、誰かを愛するように、自分を苦しめ、誰かを憎むように、誰かを愛するのですね、とデタラメなコードにより、愛とはいつまでも不確かなままやし、混ぜもんばっかやから、かなわんし、私もいずれかは灰になって、ニルバーナに行き着くんかい我と、涅槃で対峙する自己とは、起源を持たんと、我は我に行き着くままに、配膳され、排斥されるだけやから、猥雑な意味を凌ぐために、誰かを傷つけるんわ、辞めにするし、消えたとしても、何も仕留められんでも、とめどなくあふれたもんを、ありのままに書いたことに、価値もへったくれもあれへんから、愛したままに、愛したったんやから、それだけが制限も持たんと、セオリーを破棄して、正義なんか要らんくて、ぐでんぐでんなままで、でんぐり返しして、現れるもんに色なくても、私は超然としていて、すべてに納得しとるんです。