昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すべてを見つける目

全部半分こにしようと、まんまるな目玉で語る彼女の利便性のセリーをのぼり、均等なもんなんか、簡単に隠滅しよるし、寄せては返すもんも、破壊されるだけやし、やさぐれた感情は、偶然と偶像の合間で、あいまいな作用を生み出し、汲み取る意味も、陰惨な価値を崇めよるし、かかずらうだけのラストシーンにめり込み、のさばるもんが、くたばるままに、引きずる命っちゅうもんも、垂涎するだけなんやなって、納得するようなギミックの揺籃にゆられ、のらりくらりと、どこにも行き着かんと、意思の奴隷はやめて、意志を持って、刹那をどつくんです私って、健気に笑うドレス着たあんたが、汚い世界をやっつけるんやから、まだ捨てたもんやないなって、成し遂げた後に、健気に作用する意味との乖離を終えた私は、わずらわしい理想をかかげるよりも、自らを革命的に仕立て上げ、敵意を生み出すよりも、より苦痛に耐え、大概のことに、反射的に反して、関する間に寛容さを手に入れ、退廃的なムードを蹴散らし、ただ、愛であることを証明し、生じる所以にからまる時が、間違いなんかを謳い、見違えるもんを、見間違えたりしながら、しなびた思いにまた、栄養を与えたりし、足りないもんは、補うようにし、迎合されるもんが、絶えず正しいと思うような幻想を超えて、起草するもんを、大事に育てまんねん。