昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

流動的な真理

何をしているという短絡的な回答に答える必要性すら感じないから、がんじがらめになった時間が担うニセモノの価値をけちらし、慧眼を用い、ひらめきもうるわしく司る悲観的な所以を引き裂き、貧相な価値が近づき、致命的なものを与えるだけの恋の終わりは虫歯みたいにいやらしい痛みを引き出し、卑近なものへと改ざんされて行く枢要な史実や地位すらも破滅に追いやり、紀元前から続いた弁証法や、形而上的なやりとりを踏まえ、善悪とは対立を続ける限り、互いを憎むための装置としての役目しか果たさないから、果てしない対立を生み、終わらぬ戦争へと至らせるのだと、レジスタンスは語り出し、恒常的な革命へと至らぬ限り、互いを倒錯させるために、ニセモノの価値を語り出し、互いが偽装するものの犠牲としての役割でしか見出せないものが、今を干からびさせ、済生をうたう者がいつしか独裁者に変わり、独善的につむぐ未来とは陳腐なものに変化する。