昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

過ち

与えられたよろこびなどは、
そこで得られるもののためだけに
ためらわずに理由を突きつけ、
よろこぶべきだ、と
脅すようなものであり、
そこでよろこぶべきは、
ただ短絡的に生きると言い放つよりも、
そこで何かを感じ、
創造的に昇華できることだけが、
はじめて生きることを越えて、
そこで生じるものを
確かなものとして認識し続けるような
考えを深めることだけが、
つかまつる意味を打ち砕き、
そこに現れる言葉がささやく答えなどは、
有史以来運ばれ続けた過ちを
引きずっているだけに満たない、と知る。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

はびこる会話には、何かアイロニカルなものが混じり、そこでビターなものを含ませ、世界自体を不味くさせ、不確かな何かが背負わす義務から、そこでの抑圧に加工され、自らを苦しめるための答えなどを捏造し、そこでの欠如を謳うほどに、自らを不自由なものに変え、そこで苦しむことだけが、普通なのだ、という認識の誤りから、過ちは生まれる、まる

鋸歯


 とがめるものは何もなく、ここで空虚な思いをたずさえても、ここで引き伸ばされる思いが交互し、主観性を奪いながら、互いを縛り付けるだけの契約に巻き込まれ、創造性をそこない、行いの中でしか、正しさを引き出せずに、ただ存在するだけで良しとされるような調和も生まれずに、徒に生み出される結末は、そこでの高揚感をそこない、応じるだけの答えの中で怠慢なものを生み出し、相似するだけに、対立を深めるだけの理論が、その場で同意することだけが、正しさに実直であるのだ、と妥当に生み出されるものに補完されるだけの交換から、こじれる先に生まれる権威がゆがました空間で生み出すべきものも、本質を失い、物質的な猶予が、今に愉快なものすら失わせ、ないがしろにする瞬間に補完されるものなどは、些細な軋みの中で引火するような出来事に緩慢に対峙するような出来事にアクセスし、寛容を失い、即席の自由を理想の中に組み込み、理性を失わせ、猜疑心を用いながら、超越を繰り返すべき現在に点在していく意識は、誰かの言葉を借り、借り物の感情で動機を操作し、高次にいたらずに、いびつなものを生み出しながら、絶えず闘争へといたらせるような悲劇の中で陰鬱な衝動が用いる破壊的な作用から、散漫な意識が、たずさえる言い分けがましい現在に注ぐべき意味も、印象に統合され、ここでとろけ、熱情していく先々で生まれる恋の意味すら知らずに、いじらしく屈折し、そこでリビドーが暴れ出し、相対する自己との欠如を生み出し続ける先に現れる怒りをまさぐり続け、そこでルサンチマンへと変化していくだけにいたるような現状に戒律を与え、絶え間ない争いへといたらせ、あてがわれる自由と、そこで生まれる保身に合致し、補足されるものだけが、この物語の中で軋轢を生み出し、相続するだけの理由が、自由などを謳い、退廃的な理想は自傷的なものを生み出し、自らの欠如に組み込まれるシステマティックな理想を供給し続けるような定義の中での欠如を埋めるための操作を続け、ここで軽薄なものを措置し、敗残していくだけにいたるような退廃的な快楽だけが、唯一自らから逸脱するものだ、とうながすような毒性の言葉から、そこで独創性を失わせ、しいたげられ続けるほどに、つたない意識は改ざんされる。「私はそう思う」と言い続けることで磨かれ続ける歯はやがて鋭利な牙に変わり、その鋸歯で噛みつく間に愛が離れても、その愛とは、離れるためだけにシステマティックに生み出されたものであるし、そこで打算されたものなどは、誰かの借り物の言葉で答えをこじれさせるだけにいたり、些細な言動から激震を生み出し、激情の住処で生み出される暴力的な何かが参画し続けるものが、プラトニックをかかえ、掛け替えの無いものを謳いながら、運命の中で疎外される自己に憩いの場を提供するなど、と謳い続ける先に仄かに愛した理由すら不潔に思えるような潔癖的な純潔も、その場で機械的なものをたずさえ、懐疑的な今に現れる欺瞞により、乖離し続け、システムの中で愚鈍な者を演じながら、自らを改ざんし、介在し続けるほどに、この場で名付けられたものにより重荷を背負わされ、最たる意味をそこない、そこで怖じ気付くほどに、すべては化け物に見え、自らの矜恃をそこなわせるためだけに、ためらわずに奪い合う現状に構築される虚偽に騙され続け、追考できずに、その場で生み出される些細なものに怯え続け、つたない意識は、機械的な消費から、そこで逍遥し続けるほどに、補足される理由とは、今に強調されるものだけに同調し、そこに加えられる圧力により、否を言えずに徒に生み出される答えの中で溺れることだけに専念し、そこで捻転し続ける意識は、言い分けを重ね、インモラルな者を疎外させるための法を生み出す。そこで与えられる罰に組み込まれる快楽からよろこびは与えられ、名ばかりのしあわせが偶像崇拝を続け、用いることだけが、唯一自らの快楽を埋めるよろこびに変わるのだ、と意識の刷新を執り行うための刷り込みから、自ら流動的にいたらずに、何かに適任し、そこで敵愾心を膨らませ、自らの野望のためだけに何かを蹴落とし打ち破ることだけが、ここでの答えに締結し、ここでの姿勢を正すのだ、とうながすような者がうそぶく支配の経路から、契約の中でしか果たされぬようなものの中で、自らに結合していくものすら、今に苦しみを組み込み、生み出されるものなどは、ここでの義務を果たすためだけに何かに近付き、あたかもしあわせのように思わせるような仕組みの中でしか、正しさとは示唆できずに、そこでしたがうことだけが、幸福への近道であるなどとうながすような者が求める方針の中で保身のためにうながされた理由が、今を縛り付け、安易に決議されたものが、もっとも暗いものに陥らせ、その闇から逃れられずに、もがくような日々などは、ただ生きてる、とうなだれ、うながされるままに左右され続け、そこで固執し続ける理由などが、思想などを用い、理性をそこなわせるだけにいたらせる。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

確実性を謳うほどに、確実なものとはほど遠くなり、そこで補完されるものが、悲観的なものを生み出し、物事を膠着させ、ほとんどの理由に利用され、負担ばかりをかかえ、自らを阻め、動けなくする、まる

激情の先

劇的な飛躍を続け、
けたたましくうなりながら、
このたましいとは、
分裂していくだけであり、
そこで分譲されるだけの
不自由さを操作するほどの、
強力なものを用い、
モチーフとされるものなどは、
すべてまやかしであるし、
そこであやしいとされ、
誤りとされたものも、
よく考えれば正しいものに思える。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

生じる由縁などは、そこかしこでこじれて、うやむやにされる時間や、時代性に汚され、擁護されるためだけに、こびへつらう日々に現れる価値などに有する意味などに蓄積される苦悩のいっさいが叫びだし、原質を打ち砕き、進化を遂げるための日々を歩く、まる

虚像


 空中で分解していく思いや、そこで寄り添う愛などを導く記憶の愚鈍な物陰に隠れる君の理論に注がれる思いが、生じる由縁に帰巣し、作用し続ける先に現れる仄かな記憶に重なる思い出も、その場では邪魔になり、味気ないものを生み出し、物事を踏み台にしながら、意識的な同意を求めるだけの演奏を終え、感動的な出会いも、いつかは別れと相似し、充実感などを写真に収め、それを広めるほどに空しさだけが膨脹し、姑息な者がうながすものを信心するほどに、信じているものなどは、そこでは魯鈍なものに変わり、考えるほどにまじわる先にまつわる意味が、つたないものと合致するほどに、補足されるものに巻き込まれ、自らを拘束し、そこに生まれる苦しみだけを増幅し、そこで相違しないものが闘争を続け、もたらされた意味や、もたらされる快楽に従順なほどに、自由とは遠くなり、みちびかれるほどに、ここで見くびるだけにいたらせられるような意味の虜になり、利己的なものを重ね、危害を加えるだけの輩として、互いを敵対視するほどに保持される蔑視から、便宜的なものを運び続ける意志は、十全としたものを用いずに、用いられたものにより支配されるよろこびだけを重ね、懐疑的な日常に迫る名に犯され、同調するほどに同情を謳うような者がとりあつかう信仰に奪われる意思は、誰かの言葉を借り、君の理想を高らかに歌い上げ、さらなる同意を求め、君を追い込むために罪を背負わせるであろうし、そこで浪費し続ける先に迫るシステム的な敵意をかかえ、加算される原理や、そこで合わさる意味などは、互いとの親交を深めるために、たてまつるものへと偽装され続ける犠牲を用い、君を生贄として捧げるための詭弁が迫り、狭い価値にとどまり、そこで束縛され、最たる意味をそこない、そこかしこに空疎な疑問を残し、あらがうほどに、あてがわれる意味に充填される意思的なまがい物や、寂寞にからまり、うとましい世界を崇めるほどに、自らとの懸隔は深まり、不快感を率いて、今に用いられる苦しみを補填し、自らのルサンチマンを膨脹させ、アンチテーゼを謳い、退廃的な理論にからまりながら、かかわる意味とは、そこで束縛するための罪を用意し、安易な結末に迫るニヒリズムや、義務感を謳い、欺瞞を用いては、何かを裏切るよろこびにふるえる意識は、普遍的なものを用い、一途なものを支配するための芝居を続け、そこで補足されるものに毒され、自らが信じているものだけが、定理であり、そこで鋭利なものを用い、引き裂くような輩を排除するための疎外を勧め、整合されるものだけが、ここでの正しさを語りるなどとうながす者こそがルサンチマンであり、自らの破壊衝動を抑えるための転化から、大義を用い、率いられた思想だけが、自らを育てるなどとうながすほどに、自らとの距離は生まれ、そこで乖離していく意識は、自らにしいたげられ、そこで犯すための罪の意識を嬲りながら、内外に果てるジレンマに迫る散漫な考えから、開示されるものだけが、自らの意識を正しく引き取るのだ、と悲観し続ける者を崇めさせるための呪詛を続け、そこで受け答えを続け、与えられた答えがうながす義務的なものに左右されるほどに、最たるものをそこないながら、そこかしこに迫る疑問がうながす勝利へと移行するほどに、身近な死は、自らの死を見るためだけに自らとの別離を求めるような意思に反するような死の欲動から逃れるための闘争を続けずに、そこで負け惜しみをうながしながら、与えられた運命を否定するだけでは、自らの死を乗り越えられずに、そこで果たすための義務に覆われ、応じるだけの意味に結合していくほどに、指定されるものに支配され、そこで用いられる言葉にうながされるほどに邪推を続け、惨憺たるものをかかえながら、暗示され続ける意識が排斥し続ける先に生まれる苦痛や苦悩から逃れるための絶え間ない戦争から、異物感を取り除くための解剖を続け、汚い苦しみだけをうながすような言葉のまやかしを説き明かすために、この生命とは姑息ながらも、生きながらえようと誰かを蹴落としては、何かの上に立とうとやかましく用いられる権力欲や独占欲がキーキーと耳に響き、機械的な同調だけが、この世界を同じ方向に進ませるなどとうながすような幻想こそが、悪意であり、そこに現れる本性を読み解くために、考えるべきであり、そこで考えるものをも超え出て、そこに現れるものなどは、フラクタルなものばかりで、相違するようで、同じようなもの同士が批判し、否定し合うほどに、フラクタルなものに近づきながら、自らを見つめずに、見つかるはずもないものを追い求めるほどに、体系的なものに関わるほどに、自らとは機械化していき、ただ同調するためのツールとしてだけ発達していく限りに肯定も否定も関係なく、ただ同調するための答えだけが、今に用意される。