昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

始まるままの季節

もっと届きますように、と僕は嘆く。 暴力的な空が嘆きながら、崇め這いずる先々に転用される意味などは抽象的な時間に解析されるだけの毒素を吐き出し、ただ愛した軌跡に至るだけの経路に行き渡る感情だけが、この堕落した刹那を飛び越え、覚えもなく巻き込まれるだけの記憶に季節を結びつけながら、ねじ込む今から仮説を積み上げ、ただ淀むだけの世界の今朝を迎えるために、この欠乏する毎日を結束させるべく、この育むままに結ばれる時折に結ばれ、散りばめる痛みをかき集めながら、飽き足らない欲望を蹴散らし、この生命は躍動する限りに陰らず、浸透する今に凌ぐ思いが、心象にかき乱すだけの言葉が飲み食いを繰り返し、誰かの犠牲の下の支配から隷属するだけのシステムに疎外されるだけの枠内に収まり、構成される原理に生涯が壮大に隣接する意味を繰り越しながら、君を尋ねる優しさが流浪し、この騒々しいだけの街並みに利己的な欲だけが馬鹿みたいに境目ばかりを作り出し、脱する時折に接続される心ない時を整然させては、抵抗する要因に重なりながら、永続的に君だけを愛した軌跡だけが、この創造性を完璧に主体に巻き込み、確かな存在に今に引き換えては、重なる思いを超克し、関する理由から盛大な愛を引き取り、要する形からかけ離れる思いは、加工されずに、純粋に至る気持ちだけが、この統制されない状態に感情を締め付けるだけの拘束や、緊縛や、行為に基づく禁忌や、聖戦などを奈落の底に突き落としながら、お釣りをもらう日々です、と朦朧としながら、しなびた記憶に死を乗り越え、君の死すらも進み、この駆け巡る意識は、めげずに、折り曲げずに、ただまっすぐに伝える事に立場や、建前すら要らず、ただ結ばれる時折に帰巣しては、移送する関係に根源を用い、要する時に行いを残し、旺盛な時に修繕されては、転生する時折で結ばれ、君とは過去から未来を引きずりながら、言葉も持たずに伝えた日々が、穏やかにそぞろ歩きし、曖昧ながら、確かな愛は言葉も持たず、ただ彷徨うままに行きすぎては、蓄積されては、尽きぬ今に交錯し、ただひたすら結ばれる時に行いを残し、ただかかずらわずに、この思いを届けずに、受け止め、横溢するままに引き出される感情だけが価値になる。