2015-11-13 アンチテーゼ 同一化するほどに身体は軽く、 確認するほどに 自分の身体では無いような感覚に陥り、 自分とは何かと妨げるだけの 問いのノイズが迫る厳格な原野に、 損なうだけの問題点に帰巣する真実も、 ただ鬱積するだけの悩みごとに批判的な 乖離を繰り返し、 ただ寡占されるだけのこころと身体を結ぼう、と ただ対比する世界に緩衝もせずに、 ただ縫い付けられた空疎な身体をいぶかり、 今を消耗していく。