2016-09-27 義務 掲揚されるものとは、 所詮こころもとないものであり、 とりとめのないものを、 物憂げに示し、 蔑む感情や、 憎しみあふれる質感や、 背徳を重ね、 漆黒へと帰り着く心身は、 信用などを用い、 謳われるだけの意味へと誘われ、 短絡的なものを愛し、 過敏になった私情は、 誰の言葉も受け入れ、 誰の言葉も撥ね除けるような、 あいまいな義務へと陥る。