昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、ばなしをしよう。

やわらぐ隙間からこぼれる光の密度や、収斂されるほどに、自らの力を倍増させ、ここで好転するだけの思いが孤独から逃れるためだけに、今に急ぎ、誰にも見つからぬように、今に背徳を重ね、偶像の時に折れ曲がり、汚れるだけの彼や彼女らが衰亡するだけに至るような肉体に対する憎しみが羽化し、飛び交う憎悪どものが私腹を肥やすだけに至るような形容などは、一切の真実を語らず、今に現れ、あたかも正しいことのように今を抑止する、まる