昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

数十億もの重み


 虚しさばかりが、先行する時代に陥る意識は、ニヒリズムに浸り、自らのアナクロニズムに進路を変え、鉤括弧の中に閉じこもり、自らを卑下し、選択権を失い、ただ与えられたものだけで、満足するように仕組まれた意図に屠られ、自らの因果を呪い、数々の飛躍を迎えずに、ただ、自らにへり下るだけに、低劣なものを信心し、自らを信じることを、はじめない。分断された意識は、正義が、何であるかを知らず、ただ、行き過ぎるものを追わずに、先々、自らの意志だけで、進む。軋む地球の音が、大脳をめぐり、行動的な理論をそばだて、冷然と突きぬける間隔が、代償を求め、その間隔に入れ込む善悪などが、創作した神話などが、西暦を書き換え、時間に愚かなものを与え、問題を弛ませていく。かかずらう感情は、聡明な時に織り込まれるものを着込み、贋物のものを埋め込み、欠陥していく生命から、飢渇していく動機が羽化する。変化する動機に沈み込むものが、物事と決別し、新たなものを受け入れるよりも、この動機にひしめくものが同化する。私を、妨げるものなどは、何も無くて、惰性で物事を完結していくだけに怠惰なものを重ね、嗅ぎつける意図が、何かに刺激され、爆発するころ、慟哭する本能は、気遣いに疲れて、連綿たる苦しみに私情を織り込み、混淆された意識が、つがいになり、担うべき意味にベクトルが違うものを措置し、退嬰的な権利をうたうだけに認識するものが、贋物と自分と折り重なり、かばい合う瞬間にリバイバルされる理想が相克し、慟哭する時代を優しく包むころに、慎ましく悶える本能が、凡庸な愛へと帰還し、名ばかりの愛が憚るだけの自傷的な敵意から、訪問するものを迎え入れない凶暴さや、強固な意志で冷酷な支配を続け、綴る意識は、痛点も無く、ただ暗く沈む時代へと疎ましい自分を重ね合わせ、落ち込むだけに至る憂鬱に支配されるだけに導かれる理想は、帰巣すべき自分を失い、ただ、喪失感に苛まれ、最たるものを失い、すべてを恨みはじめる。永遠とは、きっと誰のものでも無く、ただ自然に備わり、気配を消し、確かな意味を蕭然たるものに変え、倦怠感を生み出し、永遠にめぐるだけに、体系的なものにとどまり、組織的な何かに生み出される権力に牽引されるだけのサイクルとして、その永遠と名付けられたものは、永遠というものの中だけで、永遠にめぐるのだ、と惰性な意識は、習慣的な寄生から、動静に導かれ、空間的な敗残者として、理屈ばかりを並べ、自らを正当化するだけに至るような偏ったものを信心し、無神経な支配から、信心するものとは、偏りを示し、勝ち誇ったような態度でしか、互いを強調できずに、デカダンな意思を用い、訝る言動から、大抵の異物感が、ファシズムを生み、不安感を利用し、感覚を奪い、動機を不明確なものに変えるだけに執り行われる愛の確認作業から、認可するものといえば、他者を傷つけ、危害を加えるほどに生まれる恐怖を利用し、取り締まるようなものを生み出し、法で囲い、加工されたものを崇め、あいまいな今に生み出される意味に操作され、差し迫るものに追い越され、ただ追従するだけに至る意識に置かれた自己から生み出される権利が、迫害をうたい、問責する辺りから、責任転嫁を繰り返し、痛みは、いちばん幼気で、健気なものを虐めるだけに至るような弱肉強食的な諦観から、対価や定価を用い、対角線上で戦争を生み出し、体感する傲慢さから、業を加速させるだけの原理から、原因が生み出す突然変異の化け物や、啓蒙せずに、契合ばかりが、物事を強固なものに変えるだけにレジスタンスどもは、私腹を肥やすだけに至る資本家を恨むだけにベクトルを預け、闘争は、倒錯を生み出すだけに至り、生まれたものといえば、もっともな幸福と不幸が連鎖し、絶え間ない戦争を生み出すだけに若いばかりで、何の取り柄も無いものが、暴く真実も、描いたものが、不名誉なものに変わり、かけがえのないものを奪われるだけに至るようなものを、あたかも運命のように取り込む辺りから、理解は、深まらずに、不快感をあらわにし、露呈されるものといえば、互いを、理想を囲い、終わらない闘争へと発展していく限りに陰る本質は、戦争でしか解決できずに、ガイダンスに従うものが出迎える意思も、デカダンなものを抱え、ペシミズムに浸り、至る所で構築される論理を知覚できずに、遅疑を生み、均衡を保てずに、自らの意志により、自らを圧壊させるだけに至るような欠如から、由縁は排除され、配される間に被る矢先が、真実を見失い、今に悲観し、感覚を奪われ、寛容に物事をくみ取れずに、雲隠れするだけの理想が、右往左往し、何もかもを許せずに居る異端児で居て、幼気なものを取り損ない、リリカルなものへと閉じこもり、倒錯するだけに裂ける意味合いに陥るだけの闇から引き取る愛も、刹那に帰巣し、その刹那に生まれたものが、永遠である事すら知らない。