昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

狭小


 あいまいな感情はマインドという宇宙空間をさまよい、その場に静寂を生み出し、寂寞に包まれる観念は婉然ととろけ、熱情するふんいきに明晰なものを生み出し、幼稚な理論や、齟齬する過程に生まれるだけの分裂的な衝動や、証拠も残さずに、この空間からの離別を繰り返す人間的な終わりから、汚穢を溜め込むだけの言葉から生じる無情な時折に軋む身体が、物事との由縁から放たれ、何かを考えられずに、考えさせられる愚かさに気付かず限りに、人間とは、人間の中での等差にもがき苦しむのであり、そこに神を用い、何かを引き合いにしては、自らを恨むだけに終えるような兌換から、課せられる価値に危害を加えられるだけに終えるのだ、と妥当な位置から引き出す意味が卑近なものに変わり、悲観するだけに至らせるような悲劇的な倒錯から、散漫な意識に現れる物事との間隔から、歓喜を生み出すべき今に至ることごとくは、過ちにばかり目がいき、暴くべきことには目を背け、存在自体を素材に変えるだけに至るような調教を受け、自らを苛む者から逃げ惑うだけに至るような妥当な生き方だけが、物事の本質に迫るものだ、と謳うような構造に迫る由縁が宇宙的な詩を促し、創造的な叢生から最たるものを覆う原理的な意思に隔離されるほどに、有する言動に未熟なものを相似させ、制されるだけに至るような間に生まれる疎外されるだけの意思は、自らの孤独に耐えかねずに、この場に現れる距離に恨み辛みを促し、互いを責め立てるだけに至るようなセンチメンタルな意味から、緻密な栄養を引き取り、悲観するだけに癒えない意思を抱え、かかずらうだけに至るような現在に貧寒なものを生み出し、問題に膠着し、不安定なままでも自由に飛べるのであり、飛ばずとも、アスファルトの上でも自由に操作されなければ、自らの意志だけで決定し、動作するものだけが、本質を突きぬけ、自らに課せられた意味や、かぶせられた罪や意味に反し、ここに現れるものなどは、与えられたものであり、それに操作され、動作するようでは、自らとは損なわれ、そこかしこに生み出される影響とは、何かを利用し、君の意思を奪うことだけが、純粋な意思決定なのだ、と促すようなファシストどもがうごめく道理から、寂寥たるものを吐き出す白昼夢の語源に隠された麻痺させるための魔法や、咆哮を続けるほどに、自らの声とは、自らには聞こえず、誰かに叫ぶほどに、自らとの間隔は広がり、そこでむしばまれるだけの精神は、自ら生み出したものに食いつくされ、何かの代用として、何かの間に現れては、自らの意志を喪失し、そこに現れる力だけに流されるだけに終え、自らの役目を果たす云云と騙るだけの欺瞞を重ね、快活な動機も損ない、そこに不満足を促すほどに、苦悩が促進し、浸食される心象は、精神に歪みを与え、猥雑なものを抱え、重なる意味に本質を奪われ、損ない続ける意思は、そこかしこで不安定に動作し、統合されるほどに、行き違う意思は、嘘の涙を流し、誰かを騙すだけに至るような恋愛的なゲームの中で、構造的な修羅を歩く誇大妄想を抱える幽霊どもとの会話を続け、そこに用いられるバイタリティーが苦しみを生み出し、物事を踏み台にしながら、しなびた意識が、薙ぎ倒されたままに構築される罪の意識や、理論的な屈従から、従属することだけが、この場での意味を生み出し、今に居場所を与え、そこに存在することを認識させるような理論ゲームの中での等差を生み出すだけの言葉の綾の中で、姑息なものを用い、狡猾なものだけが、この世界に準じるためのものを持ち、何かを跳躍し、調節する者であるなどと促すだけの怠惰な論理に高尚さもなく、ただ現れるものに対処するだけの退屈なまやかしを用い、物事を騙すことだけに専念するようなセンテンスが支配する物事の骨格が腐り出し、崩れ去るのを傍観する者の隠された悪意から、あいまいな毎日に退くだけの優美な転換から、対価を求め、値するものに相対し、大概に果てるだけの由縁や、互いをとどめるだけに至る理想や、帰巣する現在に展開していくシーンに現れる優美なものが放たれ、誘引されるだけの意味や意思の中でカタルシスを促し、場面場面で背負わされる義務こそが、空疎なものを生み出し、今を奪い合うだけに至るような専横から、戦争を生み出し、意思を踏み台にし、産まれてから意味もなく背負わされる善悪が改悪する間に、国籍などを与えられ、無意味な教育から、意思を踏みにじられ、物事の本質などは見抜くほどに、生きにくくなるのだ、と何かを憎むだけの大人になるのだ、と惰性なものを背負い、欺瞞を重ね、浸る意味から、居続ける苦しみに耐えかねずに、そこにねじ伏せられるほどに、互いを苦しめるだけの理想を掲げ、物事の接点を引き離し、羽交い締めにされるだけの自我から離れられずに、その場でむしばまれるだけの心身を傍観するだけの離別した自己から、孤立し続けるだけの安易な接続から、促されるだけの者として、とがめられるだけの苛立つ物質として、疎外されるだけの人間からの惜別を重ね、被害者意識を重ね、おおいかぶさる痛みとは、他者から与えられた痛みであり、今に悲観し、関する間に生まれる意識とは、他者から絶えず与えられた影響により、増していくものである、と語るような者が生み出した文言などになびかずに、私は、私であることだけを謳歌する。