昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

関与


 健全なものすらどこにもなく、ただ与え合う影響が抗いながら、束縛を用い、何かを引き出すほどに、魯鈍なものへと偏向していく意識的な汚穢を増幅させ、そこで増長されるものなどが、今を散漫なものに変えながら、途端に存在とは、軽々しいものに変わるし、与えられるものに偏執していくだけの過程に用いられる苦しみの住まいに移行していく本質的な哀れみをかかえ、加算される痛みが速度を増し、欺瞞を生み出し、意識的な乖離をむかえ、かじかむ意識は、自覚する以前に移行していくものに引きずられ、卑近なものに自らを変え、課せられる自由に意味を奪われ、自らを傷つけるだけにいたらせるようなマゾヒズムを生み出しながら、リリカルな衝動は、肖像を引き裂きながら、自らの軽薄さを加算させ、自らを苦しめるだけにいたるような余韻から、相互作用的にはたらく現在に点在していく意識は、未明の意識を模倣しながら、本質から乖離し、懐疑的な日常に参画していくものに攪拌され、或いは破壊されながら、定理にもとづくエゴに迎合しながら、現行に膨らむエゴや、開示されたものに覆われ、憎むことでしか、自らを解放できずに、与えられる意味に相似していくほどに、自らを補正できずに、今に苦しむだけにいたる。現れる苦しみのシステムを生み出すコマーシャリズムプロパガンダが横行する情報的なドライブを荒んだ気持ちで勧める希望を放棄した人々の快楽に迎合していく意識的な終わりから、散々な現在に敬服することでしか、自らの正しさも引き出せないような現代的な苦悩から、空虚さを補完し続けるシステム的な韜晦を執り行う私は、恒久的な苦しみを複製するだけの人間的な軽薄さを加算させるような容易な判断から、プロセスは濁され、ここで汚濁に変わるだけの現行に現れる憎しみのさえずりを聞きながら、現れる先にもたらされる旋律から、尖鋭的な苦しみに統合されるだけの現時点から裁かれるだけの観念は、感性をそこない、そこで怯えるだけにいたるような現実から抜け出せずに、惰性に用いられる言葉に利用され、領土を奪い合うだけの可決から、解決にいたらずに、何かを奪うための戦争が激化し、現前にするものすら虚偽であるし、あらゆる偏執を用いるだけの類似品をとりあつかい、何かを騙すことでしか、理に近づけずに、そこで啓示されるものや、権利を謳いながら、今を阻めるだけにいたらせるような悲劇から、屈折していく精神は、正否を求めずに、そこで構築される苦しみに拘置され、自らをとがめることだけが、自らの正しさにいたる秘訣である、と疲弊していく意識は、自己否定を続け、言い分けがましい現在に点在していく意識においてけぼりをくらいながら、空白を埋めることに専念し、性悪説などを謳いながら、保たれる均衡や、もたらされるものに屈するだけの日々から抜け出すための方法論などを打ち出し、何かから出し抜くことばかりを考え、還元される苦しみが理不尽さを増していき、増幅していく意識的な交わりから、はじまりは、終わりを引き取るだけの形だけを保ちながら、その場に現れる力に反せずに、今に現れる苦しみに抗いながら、あいまいな毎日を過ごす。行き過ぎた苦しみが私を引き裂き、配備される間に保たれるだけの私が分離し、分散していく意識は、今に食い止められることもなく、今に食い込みながら、その場で保たれる意味に欠乏していく苦しみに鎮座し、よろこびとは、苦しみを越えた後からやってくる解放だけが伝え、抑止されるほどに増していく快楽を追い求めるだけにいたるような自由などを用い、何かを煽るだけの現状に嫌気がさし、惨憺たる現状に構築されるものが、私を苦しめる以前におちいるだけのものをこしらえ、そこに現れる正常さを謳うほどに、間違いは生まれ、今に阻まれながら、何かを憎むようなコードをばらまく現在に点在していくものが、模倣するものなどが今を阻む。阻まれるほどに、そこから抜けだそうともがく意識は、漠然と何かを構築しながら、行動が抑圧されるほどに、ここで早熟に生み出されるものを互換し、互いを高めるほどに、ここで有するものなどは、膠着しながら、帰任するものを受理し続け、つたない意識が機械的なものに変わる前に、混ざり合う瞬間に溶け合う二人に距離すらもなくなり、歩み続ける愛は、正しさを謳わずに、もたらされるよろこびに用いられるものなどに引きずられずに、悲観する間もなく、ここで生まれるものだけが、統制されずに、ここで語らされるものが愛をぬぎすて、つたない意識が製造するものなどは、正しさを示唆し、そこで利己的にはたらくような仕組みが今を建設的に書き換え、迎合されるだけの浅薄なものが示す理などが権力を用い、そこで牽引されるものが、補填するものに苦しめられる精神が徒に消費するだけの価値の家畜のままで、今を虐げるような言葉を用い、整容しているなどを謳うような苦しみが生み出す屈折こそを正すようなよろこびにいたる。