昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

消費的な観念


 記憶の奥底に染みわたる夜が、論理を飛び越え、心ない何かが、行いを正すために強制的に入り込む意味をとりのぞき、遠く消えかかる余韻が、インタラクティブにつながり、操作される苦悩や、納期されるものが、行為をとがめ、朗誦されるだけの動機や、根幹に潜む悪意が、新しい世界を高らかに歌い上げ、人々を戸惑わせ、純粋な者ほど、簡単に狂わされ、今が正しいもののように指図され続ける運命は、でたらめなデータを集め、自らを色あせさせ、ささやかなよろこびすら喪失させられるだけにいたり、そこであらがうほどに、運命とは、言葉だけのしあわせにより、本質的なよろこびにいたらずに、そこで感じるべき理想も、希望を失わされ、目先の利益だけを求め、等差を用い、そこに現れる貧富から、貧寒な者が謳う理由により、支配され続けるよろこびを、よろこびとして捉え、途端に苦しみは増加し、そこに現れる苦しみを消費し続けることだけに専念するようなシステマチックな一貫性に制度を生み出し、性の道具として、或いは偶像の神として崇められる快楽の傀儡として、あいまいなマインドを支配するだけの傲慢な独裁者として、そこで悲観するだけのペシミストなどに変化し、変遷をたどるほどに、よりよいものなどは存在せず、平等などは、平等を求める途端に平等とは懸け離れ、そこで用いられる権利に左右され、自らの意思を損ない、そこで求められる行いに操作され、自らの意思を損ない、行いに餌をちらつかせ、貪婪な者ほど、動くことだけが、正しいことのように現れる正しさなどは、独善的な手法で、淘汰されないように蹴落とすための義務を用い、モチーフとするものに指図されるよろこびを謳う普遍性から、不虞を謳い、退廃的な理論をこじらせ、ここで締結するだけのルサンチマンを予防するための注射の役目を担うような哲学が、ずっと奥深くに刺さり、真理を凍結させ、そこで輸血される新たな血だけが、等差をとりのぞき、そこでロジカルに消費されるだけの思想から、思考停止にいたらせるような血合いを施すような法から逃れ、投影されるものなどは、そこで喪失するだけのビジョンを追いかけ、冷めたままで、責め立てられるよろこびに浸るマゾヒズムを重ね、織り込まれる一瞬は、永遠を示唆しながら、そこで終わり続けることにより深まるよろこびや、要する言葉に有することごとくが裏切りを重ね、疑似的な恋愛を続けるゲーム的で依存的な夜が崩壊し、解放感を謳うような通過儀礼や、偽装される先々で対象とされるものなどは、些細なものをアドレスに変え、そこで交換されるだけの義務に組み込まれることで呼び覚まされる快楽や、懐疑的な日常を否定し続けるほどに、何かから遠ざかり、ここで統制されることで現れる贋物のよろこびに市販のものとして大量生産されたようた軽々しい言葉が、やましく突き刺さるような日常に現れる正常などは、政治的なものの病を抱え込んだ混濁から、生み出された汚穢に過ぎず、そこで求められる償いを呼び覚ますような通過儀礼から、躍動すべき精神も、そこで分裂し、解放を求めた精神は、帰る場所を求めるばかりで、プリミティブな自己を忘れ、そこで喪失感に浸るほどに悲観し続ける先に現れる闇に飲まれ、自らを修復できずに、祝福だけを続け、合わさる二人は、一人の孤独をかかえ、そこでむすばれているほどに、孤独感は増していき、近いほどに、遠くに感じるようなあいまいさに毎日は、最たるものを喪失し、証拠も残さずに、ここで混沌としていき、自らを宇宙的に敷衍させ、希望を膨張するほどに、宇宙自体を飲み込み、自らが宇宙のように感じるような無から無限までに整容されるだけの感情が浄化などを求め、断続するだけのシーンとは、はじまることよりも、そこでまじわり、終わるための果てない闘争のように思えるのだ、とニヒリストは、そこでカタルシスをうながすための終わりを強調し、そこで超克すべき苦しみを解消できずに、快晴を知らずに、ずっと暗雲の下で、じっとじめじめした感覚や、惨めな孤独を虚空にうながし、うなだれるほどに、ダレた風に汚され、慧眼を持たずに、暗い目で、じっと帰るべき場所ばかりを求め、比喩しきれぬような夜に余罪を隠し、攪拌されるだけの精神は、夜明けを待つよりも、ずっと、その暗闇でじっとしていることを選ばせるような主義や理想や、偽装されるだけの思想から、浸透すべき言葉を迫害し続ける哲学的な現在に比例するものもなければ、そこに勝敗すらもなく、そこで生じるものなどは、過ぎ去ることも知らないだろうし、そこで語られ、測る時間などは、元々は存在すらもしなかったものであるし、そこで葬られるだけの物事は、混乱へといざなわれ、時間に苛まれ、空間を厭う限りに、その苦しみとは、次元の中で悶え、無限に続くような苦しみを自らに補完し続け、高揚感を忘れ、そこで屈辱にただれるだけのいたり、誰かの悲しみを引きずりながら、夜明けを待つ君の背中をそっと包むような論理を、ここに置いておく。