昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

膠着


 静謐な予感に羽化する瞬間が、幻想的に混ざり合い、歓喜をつづり、移動し続ける思いは、集約されるマインドがうながす加算されるだけの原因を超越し、システム的な刑罰を与えるだけの讒言から、散漫な意識が抵抗を続け、つたないままに変化し続ける意識は跳躍を続け、追考する先々で、枢要なものなどは、ほとんど情報の中で譲与され、そこで負担をかかえさせられ、些細な出来事に徴用され、従事するほどに、悲観的な者へと変化し、換算されるだけの日々は、数字の中で平衡し、自らを人間として定めるだけの惰性な規律から、軌道修正をこころみ、延々と退化するだけの散漫な形式に溺れ、傲り高ぶりながら、欺瞞をたずさえ、何かをなじりながら、内面的な狂騒をたずさえ、自らのうるささに耐えかねず、些細なことで激高し、無駄なものを配するだけの間は、情報が打ち出す観念に左右され、競合を続けるほどに、何かに貧していくだけに置かれるような平等を謳うだけの病的な輩が散じる由縁から、何度も改ざんされ、残骸になるまで、敗残し続けるだけの思考だけが、中空を亡霊のようにさまよい、うごめく比率は、陰惨なものを持ち出し、自らをなぐさめるために、自分よりも、不幸なものを持ち出し、自らを高めるような補完から、寛容さは消え去り、何かを受け入れるほどに、自らこそが、正義である、という不義を重ね、不具合を生じ、複製されるだけの苦しみがさえずり、自らを動きにくくさせるほどに補填されるものが、否定的に迫り、世界を広げさせられるほどに、その広がり続けた世界の中で孤立感をかかえ、安易な孤独へと補完され続ける痛みは、自らを収容するための檻を作り出し、偽善的に貸与するものや、独占されるだけの価値的なまがい物を生じさせ、惨憺たるものを形成し、暗鬱なままに衝動的なものと同化し、自らの意思とは反するような行動の中で、相対的に捉えるほどに、自らをとがめるような理想は、理性を喪失し、自らを昇華しきれずに、連動する意識の過程が生み出すカテゴライズされるだけの端末として、何度も買い換えられ、介する間に憎悪を生み出し、何かを贈与されるまで、愛しているふりをしながら、理屈を重ね、利口なほどに、何かを騙すためのでたらめを形成し、軽薄なものをたずさえ、幼稚に示す割合から、アイロニーを生み出し、何かを踏み台にするほどに、負担するものの重さに耐えかねずに、体系的に消費されるだけの毎日にすがるほどに、魯鈍な者に変化し、何かに鈍感になり、鈍重であるだけの身体を引きずり、老いていくことに否定的でありながら、自らの老いに気付きもせぬような馬鹿者になりさがる。あらゆる形式は、修正を加えながら、自らを捕獲するための法を用い、今を加工する。硬化する意識は、何かを受け取るほどに、その重みに耐えかねずに、儀式的に昇華されるだけの毎日は、誰かを生贄にしながら、自らの優越感にひたる。その悲観的な応対を施すほどに、自らとの懸隔は、広がり、自らを恨むほどに、誰かを羨み、何かを蔑みながら、自らをいちばんの憎悪で補完するだけの日々に独裁的なものに変化し、変革を願うほどに、今に偏り続け、何かをおとしいれるためだけに利用される思想とは、考えるほどに、利用され、自らをおとしいれるだけにいたる。考えとは、何事にも集約されずに何にも操作されずに、自由すらも思う前に自由であることが、考えるという行為をひたすらに走らせる。最たる意味を復古させるための欺瞞から、緩慢に作用するだけの無差別な言葉が背徳行為を収監し、自らを優位な者に変換するための儀式的な過ちを織り成すだけの提言から、次なる過ちは加工され、過去を引き合いに出し、自らを優位にするために持ち出されるあいまいな言葉に収容されるだけの理不尽な日々に別れを告げ、自らが敢行するものだけが、摂理などに導かずに、何かに果敢に挑み続ける先に破壊すべきものを知る。何かで足るほどに、何かを求める行為は加速し、そこでもたらされるべき満足のためだけに、ためらわずに襲いかかるような暴力は、抑制すべき機能が欠陥するよりも、性質的に何かを攻撃することで高揚するような本能的な残酷さに左右される。本能的に示される効力は、何事にも拮抗せずに、自らの意志が果たすべきものへと転化していき、自分から逸脱できずに、自ら生み出す意志だけに偏りを示し、あらゆるものを破壊するための定義を超えられずに、ただ、果たすべき理由をこしらえ、安易に破壊することだけが、自らを解放するための手立てである、という考えから抜け出せずに、外から操作され続けるだけのつたない意識は、自らを破壊しきれずに、何かを破壊することで、自らを超え出ているような感覚におちいっているだけで、何事も超えられずに、いまここで膠着している。