2018-07-13 パンクした自転車 部屋の隅か、路地裏で、おびえた目をして震えている君、気のふれた猿が騒ぎ立てる放課後の憂鬱。 ぼくらの影が迫り来る靴底に磔にされ、消しゴムで消されるだけの過去の普通さに酔いしれ、悲劇を演じているシンデレラどもの苦痛、シンデレラを迎えにいくために、たんまり溜め込んだ銭をきらめかせ、ウキウキで心を奪うんだから、はしたなく、穢れていて、穢れはもしかしてなくて、だれもほんとうは、汚れてなんかいなくて、ただ怖いから浮かれて、みんながみんな、いかれているん、だ。