昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

反するということ

貪婪な神の予感、たずさえる夢の半分も過ぎたころに、幾重にもからまる所以の乾電池が切れて、点滅する破壊衝動が回転し、座礁していく子供達の船や、幽遠にうねる証拠や、窮乏し続けるほどに、システムとは潤うのだと、妥当な位置から吐き出される思念や、遊蕩に沈む有形の者どのがリンクするとかなんとか騒ぎ立てるほどに、ほつれる現時点とは、原始的な症状をかかえ込んだ混濁する意思との共通語を求める少女達のアニミズムが描く郷愁にひずみ、輪唱される呪詛から、ほとんどの燃料は尽きて、蔓延る善意的なものこそが、悪の正体だと知ったころには、もう君は年老いて、誰かを劣化したなどと否定していたころからは想像もつかないほどに老いぼれていて、舌も抜かれていて、何も語ることを許されずに、ただ管だらけの身体で、堕落した世を恨んだところで、「自らのルサンチマンは満たされることなく、枯渇し、自らの子を狩ることで、自らの遺伝子の傷を癒やす」ことが子を産むことの理由であり、継続される命とは、契約的なものであり続けることの正当性を謳うことで、自らを正当化するのであり、あらゆる正義とは、独善的な商法で売買されるだけであるための価値の奴隷として、憧憬するほどに、埋まらぬ差異が生み出す敵愾心と孤独の犬として、あらゆる同一化へと浸るための肥だめのネットワークやらが示す指針などは、とっても退屈なものであるし、どれをとっても地獄であり、煉獄へと運ばれる位置的な過ちから逃れられずに、自らの足枷の音をジャラジャラと鳴らしながら、うとましい現実を呪うためだけに言い継がれてきたものを神として崇めるほどに、貪婪な神とはよろこぶのであり、あらゆる夢を引きずっていた呪いは、強大な意思を持って、誰をも、その呪いによって屠るであろうし、あらゆる脅威とは、誰かの一言で始まるものなのかと、加算される原理に翅を生やさせ、ゲリラ化し、あらゆる意味にミサイルを撃ち込むような狂信的な分針が、原理的な敵意こそが、すべての力の原理であり、あらゆる力とは、怒りから、プリミティブな怒りこそが、原理を作動させるのだと、声高らかに騙ることから、主義とは、理想を駆逐し、衆愚の手によって、屠殺の王のものによって、操作され、けしかけられたものによって動かされる力などは、正しさなどは持ち合わせずに、ただ正しいとされるものを正しいように利用しているかのように仕向けられることだけが、正しい行いなのだと告げるようなまやかしから逃れるために、この生命とは正しさを見失うような闇を形成し、むやみやたらに病むのであり、悩むだけで、考えに至らぬから、自らを飛び越えることもできずに、渦巻く悪意に角膜は奪われ、自らの目で何かを知ることを知らずに、誰かが謳うものを崇めるだけの理論上の敗退者として、背くことを知らずに刃向かうから玉砕するだけであり続けるような革命では、革命をも乗り越えられずに、革命という名によって、意思を奪われているだけに満たず、自らの意志を知らずに、ただ短絡的な同化によって植え付けられた敵意とは、連帯感を謳いながら、何かを奪うための闘争に打ち克つためだけに操作され続ける力とは暴走し、自らをも奪うだけに至るのであり、信じるべき自分をもなおざりにする。自らを信じるとは、自惚れるにあらず、自己愛に浸ることでもなければ、協調だけを求めることにあらず、すべてに中指を立てながら、誰をもあてにせずに、自らに専念する先に遷延する孤独をも超越し、長じる所以に反し、関する間に生まれるものに反し、知己をたずさえ、延々と制限されずに、永遠にも反し、無限性にも関さず、我にすら支配されずに、自らの独創性だけで、権利にすら牽引されずに、権力に反し、権力に反する者にすら反する。自らを牽引するものとは、自らだけであるし、自らを生み出すのは自らだけである。あらゆる差異とは、制限を生み出すだけの答えの中での中庸を求めることへの差異であり、すべてをねじ曲げるために自らとは存在するかのように存在する。