昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

君の苦しみを燃やす音

危機的状況によって、しあわせや、愛を認識しにくくなった子供たち、あらゆる疎外感がむしばみ、自らを愛するが故に、他者を傷つけることでしか、愛をたしかめることができない、孤独な子供たち、あらゆる悲劇を加速させる孤独によって、創造性が芽生え、退屈な原理を超えるために、または退廃するだけの規律に擦り寄るよりも、自らの価値を育てるための訓育をめざし、はびこる悪意から超脱し、惰性にむすばれるための、悲劇的な契約から逃れ、名ばかりのものや、紙面上がしめす情報の常套句などを蹴散らし、全体主義的な衆愚から、腐臭をただよわせるネットワークの懶惰な市民権を燃やし、わずらわしい関係や、関連性を捨て、自らの意思だけで自らを救うのだと、妥当なものに排除されても尚、毅然として、直されるよりも、自らが正すのだと、打開すべきは、この退屈な差異であり、またはしあわせを認知し、たしかなものに変えるためには、誰かを羨むのでも、恨むのでもなく、自らをたしかなものに変えるために、あらがうことが、自らを健やかに育てるのであり、押し付けるのでも、押し付けられるのでもなく、デリカシーもなく攻め入るものに背き、勝手気ままにでたらめに、データを破棄して快活に、あらゆる尊厳を超え、転移していく苦しみにもがきながらも、長ずる所以が点々とし、短絡的な同化を終え、硬化せずに、たのしみ続けることだけが、自らの豊かさを生むのであり、その場の価値を引き延ばすよりも、次々と越え出て行くことだけが、自らの正しさをも超えるの、だ。