昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

爽快な決意

つかみたい、いつか見たいその場所で、その場凌ぎの嘘をつぶやいて、つまはじきにされて孤独に苛まれても、口笛吹いて、複雑で幼稚な世界を笑い飛ばして、ふざけた関わりには別れを告げて、たったひとり尊ぶ先には、滔滔と流れる自然の恵みや、愛したひとかけらや、人混みの濁流に飲まれ、不自然な規律を崇めたり、やたらめったらに切り裂かれた孤独な配分に落ち込むなよ、と夜な夜なナヨナヨした感情を経巡りながら、いろんな情景が持ち出す論難に捩れる身体が、アイロニーを遮り、佇む一切は、自らの慟哭を隠すべく誤魔化す関係性の中で術を失い、馬鹿みたいに沈む国、リズミカルな愛しさに反し、すべては厭うべきだ、と紡ぐ君の独裁的な手法により、より正しい者ほど曲がるような国の中で、より良いものに寄りかかるほどに歪んでしまう思想には、理想なんてものはなく、その思想を保ち守ろうとすればするほどに、理性を失い、ただちまちまと紡ぐ文言が、契約云々を叫び、体たらくな自己を隠すために、世界を攪拌し、確信犯的に包む辺り一帯は、退屈の配下になり、担うべき意味もなく、今を吸い取るだけの、対価を得るためだけの戦争に利用され、理性を持ったら最後、犯罪者扱いされ、あいまいに今を崇めるか?はたまた眺めるだけの傍観者として生きるか?あるいは陰謀論に従い、何かを疑うためにスキゾフレニアに生きるか?とあらゆる疑いが揺るぎないものを整地して、聖地を謳いながら、誰かを囲い、騙し合いながら、あらゆる疑いの目を向けて、監視すればするほどに、すべては疑わしく思えてしまう限りに、陰る日々は戸惑いを生み、ただ奪い合うために罪を捏造し、熱源を求め、妨げ争う日々の本質には、ただ純粋な破壊のためだけに働きを加えるような情報や数字がうろつく。悲劇の落伍者たちが猛る情報上の刹那、あらゆる災いを呼び覚ます似非預言者たちのオカルトな条理に反し、ここにあるものだけを認識し、超越を拒否してまで現実に立ち向かうことのが、非現実的なものであるし、ここでこうして、天文学的な確率よりも凄まじい確率で産まれ生きていることなどに感謝なんて出来るわけもないけども、ここにこうしてなんとなくではあるが、生き長らえた、という必然性を抱えては、この暇つぶしのような日々こそが疎ましくも尊いものでは、あるのか、と颯爽と走り抜ける先々ではエモーショナルなものがナショナリズムなんかを超越し、物事を見えにくくするようなつたない罪の意識なんかを乗り越え、あらゆる悲劇を司り、迎合されるためのためらいなんかを促す惰性で井蛙な対立から尊ぶ。