昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

暴走する愛

やわらかい愛にまつわる愛、退屈に嘆く夢が羽ばたき、名ばかりのものばかりにまつわる日々が、体制を謳いながら、ながらくに迫る所以が肥満化し、慢性化した痛みに這いつくばり、つたない思いが一貫した苦痛をうながし、だらしない冬を通過するために、すべてを追い越すために、多面性を謳うだけのプロパガンダや、がんじがらめの思いをなびかせ、追憶に貧する悠遠に愛を撒き散らすためだけに、宇宙とは存在し、消えても尚、確かな愛だけがつながり、つたわる思いが重用され、超然としてながめる日々が陰鬱なもの吐き出し、意思を配下にして、はびこる合間にバビロンが迫り、退屈な日常にぬらりとした普遍性を押し付け、叩きつけられる思いは、誰かに借りたものでしか、自らを感じられずに、勘違いしながら、しなびた日常に沈む思いは遊離できずに、ただ媒体し、なにかに依存し、寄生するような愛は対価を求めるばかりで、場違いなものを打ち出し、打算的な苦しみを排斥できずに、汚濁や、汚穢ばかりを生み、運命的なものに背けずに、蓄積される世界性から放たれるために時間すらも壊し、広大な意思は、運命にへだてられずに、はびこる思いは高次に至り、隠微な結末に配膳されるものを大事に食し、真理や、真意を打ち砕き、神が唾棄した、この広大なだけの空間から逃れ、能動的に籠る私は、対比されずに、対峙するものから脱兎し、同化せずに、管理下から逃れ、対立する思いは、黄金比を破棄し、自らの大きさだけを感じ、自らの小ささに気づくような、仏教的な結末のぶっきらぼうな思いをアンニュイに受け止め、とめどない愛をたちまちに吐き出しながら、内外に馳せる思いは、どこにも追従せずに、ただ私が私である以上に、君は君でいるべきであるし、誰もが対立線を消し、世界を粛々となだめるよりも、揺動される精神は、敬神をうながすばかりで、自らを信用すらできずに、なにを信じろというのか?と端末に吐き出す退屈なエゴを迎合するポリティカルなバイオレスが生み出す惰性な真偽を飛び越える。