昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

原始的な起因

病んだ街で悩ましい君の悔悟をため込んだ異性愛の終わりから、天体を加速させるほどの恋の嘔吐や、約束を踏み躙る過去の固形物などが、いっせいにふりそそぐ互換性の春の汚穢に入り交じる言葉の数々にかじかんでいた冬を懐かしく思うコード化された機械的な君の普遍性に制度が付着し、縁取られる自由は、いっさいの苦しみを空疎に吐き出すための退嬰的な保証と、規制をくわだてる惰性な権力との間で統合される正常性だけが、ここでの精神性などを語るから、加算される原理などは、原因を解析できずに、改正することだけに重点を置き、政治性などが、自由に法を操作し、自らの有利になるように仕向けるようなギミックから、立証される真実などは、途端に蔓延る悪意を大切そうに保管するための国という箱に変わり、自らをかばうためだけに保たれるものから、保証されるものなどのどれもは、魯鈍なものであり、論証されるもののほとんどは、補填されるための罪のために書き換えられ、書き加えられながら、長らくの苦しみを体感しようと仕向けるような用途と、有する価値により、偏りを生み出す仕組みの惰性なシナリオに補完される罪の重さと、生きることとの軽さにより、自らのバランスを崩し、くたびれた精神は、うらぶれ怪しみながら、そこかしこで権利などを謳いながら、用いられる原理により、この場での真理を見失い、存在自体の軽さに駆逐されるだけの君は、季節を跛行しながら、蔓延る悪意のうるささに耐えられずに、体系的なものが持ち寄るものにすがりながら、ここで嵌め込まれる真実を崇めることだけが、現れるものへの返事ように思うだけの妥当な返答により、ここでの価値の家畜として、現れるものの奴隷として、憧憬するだけの物として、あらゆる返事の合間におとずれるあいまいな時間が執り行う裁きにより、屈するだけの愛とは、愛とは名ばかりのものであり、契約的な愛とは、思うことでくたびれるだけに至るし、あらゆる愛とは依存的なままで、違背することでしか、自らの愛を示すこともできずに、抱擁というよりも、拘束に近いような愛から、法とは、強固なものに変わり、法とは認識を高め、誰もが生きやすくするための仕組みであるはずなのに、誰かを拘束するためだけに働くようになってから、誰もが法を信じられずに、放棄する間に高貴さはそこなわれる。そこでの高貴さを広域に放つために詩とは存在し、生じる所以に生命を与えるのが愛の役目であり、そこかしこに重縁を重ね、加算される愛の配下として、快楽だけに兌換される紙幣的な価値としての貨幣的な誤りとの合間で人間的なものを求めても、価値に苦しめられるだけであるし、あらゆる差異の配下として、復讐を目論む物物しい影に覆われる自己との決別をむかえぬ限りは、ここでの苦しみは倍増するだけであるし、成敗を求めるほどに、価値観に苛まれ、勝ち誇ることだけが、生きていることを認可させることを正しくさせるのだと、路上では語られるかもしれないが、そこで認識するもののほとんどは、意識の奴隷であるし、そこで正しいとされるもののどれもが、誰かの意識の奴隷であるかぎり、ここでの正しさなどは認識できずに、自らの醜いまやかしに左右され、正しさによって、加速する悪意により、妄想は激しくなり、機関的な愛は、禁忌を用い、均等や平等を謳い、自由を用い、受容を謳いながら、受動的な者は、過ちにすら気付かずに、にせものの価値を植え付けられているだけに過ぎず、そこで思議するものなどは、どれもが、誰かの意思を引きずりながら、誰かの価値を決め込むだけの危険なものにすぎず、そこで近付くもののほとんどは、自らに良い働きを加えるための空疎な闘争にすぎないのであり、深淵に潜む悪意が補足する理由などに指図されるかぎり、君は女々しい悔悟の中で憤怒するだけの利己的な自己との対立を終えずに、ただ体系的なものが携帯する物の一部であり、あらゆる遅延から、知とは汚穢に変わり、含まれる理由で服毒し、ゆっくりと迫る苦しみに怯えながら、崇める先を求めるだけである。