昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

星の痕

闇がひとをたべる
神秘的な夜だ、
新品の感情は、
着飾るほどに
むなしいままだと、
ままごとみたいな
恋の後から迫る
眠りへと逃げ込む。

助けなんて
叫んだって、
いつだって
ひとりだったし、
ひとりでも、
ただひたすらに
進むんだって、
蚤が語ってるから、
心強くなって、
なつかしむことを
やめたんだ。

インテリなんて、
馬鹿みたいに
無駄なことしゃべってるだけだし、
堕落しても尚、
突き進む勇敢さだけが、
命には必要だし、
普遍であるほどに、
不潔になって、
老けることを知らないから、
いつまでたっても
平和はやってこないのと、
君の涙の名付け親になるんだ。

戦利品は無駄なやさしさと
ぺちゃんこのハート、
快楽なんて、
豚の餌だと、
パンクロックが歌い、
ギンガムチェックのシャツが
銀河と混ざりあって、
写真の中でおどってる、
その、あどけない様子が、
どうにも苦しそうで、
繰り返す悔しさが、
朝にほどけるまで、
ずっと透明な
自転車で逃げ回る。