昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

起床

森と鳥の関係、戸棚にかくされた愛が攪拌され、みちびかれる意識は枯れ果て、惰性に引き戻される意識は形跡を残さずに、能動的な意識は儀式的なものに覆いかぶさり、自然を越え出て、調和などをもとめずに、現れる羽音や風や草花と結婚し、動物にむしばまれずに、連動する季節は四季を織り込まれ、混同する意識は虫かごの中に閉じ込められ、夜につながる授業の音、こまわかな感性は無重力になり、艶やかな宇宙の傘に乗り、意識的な終わりを感じ、還元されるための日々に別れを告げる手紙を書くのが、春の役目であり、私たちの端々に現れる木漏れ日や、高揚する意思は散漫な契約をむすぶために、ためらう季節。奇跡を待たずに跨ぐ季節は雇用されるためだけに羽化する思いが重力を感じ、がんじがらめになる意識は演奏を派手に続けては、軽薄な時折になびく所以はゆるやかにまとう動機がとめどなく溢れる。