昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

仰々しく浮かんだ花

澱んだ川を、ぼーっと眺める君の罪の意識の値段や、その緻密な意識の果てで、歯がゆく網羅する意識的な互換や、そこで保管されるだけの、空っぽな身体に秩序もなく、維持されるものは、意識の外で、屠られていくような諦観の後にせまる風景に、不埒なラメを塗って、慣れない化粧を続け、いずれかは、大人になるような、退嬰的な体系から、軽薄な論理をぶつくさ述べては、快楽の限りを尽くす世界に風穴をあけるんです、と性悪説をこじらせた正義は、善悪は表裏一体で、けったいなフュージョンジャズみたいなものだという惰性な展開を受け入れないから、内外に馳せる思いは、恨むべき誰かを次から次へと作り出し、生み出される幻想の餌であるべく、自らを太らせて、世界線を悪戯して消しては、未熟な宇宙とは、果てを持つことによとて、観念の外には出られずに、デリカシーがなんだと騒いでは、自らを見つめ直すことをしないで、コギトがなんだと、暗澹とした自己に塞ぎ込んでは、混濁する意識は、だんだんと倦怠感をかかえ、愛し合っていたはずの二人は、裏切ることだけに専念し、遷延する思いは、枢要なものを失い、自らを大切にするために、体制にすべてを売るのです。