昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

偶感

一部始終にからまる感覚を麻痺させるほどの価値から、感覚を破壊するほどに依存的で、消費的な彼らのモチーフや、彼女たちの広告的な写真に磔にされた、自分を崇めるために、自分に似せた神たちが用いる主体性を破壊するためのコードが上手く隠されたコマーシャルから、答えあわせのためだけに、統率をもとめる教育的な箱の中でたむろする意識は、集団の中にあるほどに愚鈍になり、考えることを放棄して、うながされるままに諦め、明らかにおかしいことですら、当たり前とされることにより、正しいものであるという認識だけが、正しさを効率的に生み出し、生産的な正解とは、君を拘束し、誰かがうながす正しさの中でしか自らの気配を感じられずに、がんじがらめになる意識は、かんじんかなめなことを喪失し、簡単に消費され、監視するために、敵を作り出し、味方を扇動しながら、畜群的な愚行から、加算される原理的なゲリラが終わらぬ闘争を、統制されるほどに、正当性を確かめるために執り行われる儀式的な犠牲を生み出すシステムが構築する善悪がすり替える意味から、君は排除され、阻害されて、疎外感をかかえていくからこそ、強靭な者として、境域から放たれ、時間を持たぬ者として、誰にも左右されず、見上げることも、見下すこともなく、孤独であるがゆえに、答えに振り回されずに、自らの答えにすら振り回されずに、憤懣なんかを瀰漫させずに、不満足などをうたわずに、愛するがゆえに、愛することを考えるよりも早く行動に移し、思うよりも早く動き回りながら、濫觴したものにすらしたがわずに、舌舐めずりし、傍観するオオカミの諦観に作用させられるよりも早く逃げまくるんだ。