昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

創造的な朝

海を弄り、風景に捩れる気圧と、数多の影を溶かした糖分で、できたお菓子なんかを食べながら、長らくに迫る陽気な風と、曖昧な進路で塞ぎ込む思いが、領土を奪い合いながら、内面性に制度を生み出し、鬱積していく思いの波形と、経過していく動機に囚われるだけの、無責任な思いに交わる先々が、ギザギザであるし、暗澹とした世界に加算されるものが、ほのぼのと歩き、凡庸な帰結を終える。刹那に土掘るモグラ、ピンクの花をかじるくたびれたウサギ、ビニールで出来た愛をデッサンしている彼女の子宮にひびく詩的な共鳴だけが、創造的な昇華に至らせ、浄化する思いは、簡易な律動から、立証される真理に瞬く理性や、クッションを破り、興奮している孤独な粒子や、流動的であるほどに、歩く速度は、国籍を持たずに、復刻されるだけの日々を裏切り、日々を過ごすために、忙しく駆け回るほどに、不安からは逃げ出し、つまらぬ動機に交わる理由などが、通過していくほどに、魯鈍な考えが、景観を汚すなどと、領土をうたうだけの低気圧に摩耗された者どもを複製するビジョンなんかを飛び越えて、諦観しているだけの群像が陥っているニヒリズムなどを、復古させようと目論む者どもの信仰が、数学的に迫る夜に、皮肉をこぼしながら、慢性的な痛みが生み出す制限や、軋轢を加え、空白を埋めるために、酩酊を続ける深夜から逃れ、制約されるものを裏切りながら、長いだけの日々は堕落を生むのではなく、退屈は猶予を生み出し、体系化されず、体制にすりよらずに、自らの判断で、自覚する猶予を楽しむ。