昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

自堕落

煙を吐き出す虫たち、笑い出す女の子。束縛されない彼らは、どうでも良いことを気にするのを辞めて、自らの魂を優しくなでる君の髪の毛が、神々しい季節を捕え、離さないようにと、騙し合う愛の彼方には、エモーショナルな羊が泣き叫び、対立する機影が、瞬く間に消え、警醒をうながすサイレンが、今をうやむやにして、奪われたこころと、枯渇する行方は、日差しにとけて、アンニュイな肌を露出し、朗々と育む白痴の群れが、汚く凍えた文字を身体に刻み、はびこる悪意を吸い込むバビロンは、今にも胃の中で破裂しそうだと、駄作の夜に孵化する冬が、ジレンマを反響させて、頭の中で大きな音をなびかせる間には、あいまいなマインドは、毎日に隷属する風景から離れたいと、連帯感を謳うだけの、オプティミスティックな連中が示唆する普遍性とは、価値なんかをうながして、当たり前だと抑圧的な言葉を外に吐き出すことで、自らをも抑圧し、悦に浸るようなマゾヒズムに引きこもるだけだし、排外主義的な外在する論理に卑近な理想を打ち付けては、新たに打ち付けられたものを引っこ抜き、駆逐することで、ニセモノの安心感に浸るし、そこには、絶えず快楽的な魔法や麻薬が混在し、ただ混雑するだけの理想とは、理性を失い、保たれるべきものを持ち上げ、自らをもたげさせ、あらゆるものを否定的に排除し、解除することを知らないから、恐れ、不安におののき、命令されることでしか、動くこともできずに、自ら動いているものを処刑台に上げては、火あぶりにし続けた宗教的な遺産を相続してきた法なんかに縛られることでしか、生きていることも認識できないのかと、権力は笑う。