昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

猛毒

今にももがれそうな果物を眺める子熊のイデオロギーが空気に圧力を加える。瞋恚に帰属する森が敷衍させる記号が余韻を駆逐し、凄艶な時に齟齬し、掻痒に苦しむ荘厳な君の制服が汚されるころには、屈折する意思は、意思決定することすら、他者に苛まれる、疎まれてばかりの災難から抜け出すために、多面的に広がる規制されるだけの日々に保たれる幸せなどは、所詮は張りぼての幸せであり、そこでカタルシスに至るような文明の自堕落な分岐点などは、今を破壊し尽くすような新たなミサイルを発明し、ファシズムを加速させ、増して行く孤独感が簡易の行き先を作り出しては、打算的に見初める先々では、憎しみばかりを加速させ、意思に足枷をはめては、世界性を狭めるような存在論が、せいぜいの距離を決め、身動きを取りにくくするような間には、ずさんなネットワークが仲良しごっこを続け、演技的な前戯により、偽善的な輩が崇拝するあたかも正しいようなシンボルの供儀として捧げられる奴を悪に仕立て上げ、情報という新たな神に捧げるためだけに悪をねつ造する。増幅する悪意のウィルスは森羅万象や真理を駆逐するために自らが製造し、あることないこと噂をばらまき、さらなるウィルスの強化を図りながら、他者を陥れるほどに、自らの陥る苦しみの数々に虐げられ、従える苦しみが軋轢を絶えず生み出し、病に罹り、誰からも相手にされないような連中がサインインする空疎な時間にあてがわれる復讐の意識を複製し、さらなる苦しみを媒体させ、ルサンチマンの怪物がさまよう暗澹とした世界にこじつけられるものに、怖気付くこともないような強靭さを保つ。互いの愛が憎しみに変わり、慈しむよりも、尽くすよりも、ただ愛したが故に、裁きを加えるような断続的なシーンに磔にされ、健気な犠牲者を演じるような無気力な君が咎める先々で低劣な者が促す悪意により、愛とは蝕むものに変わり、自らを愛するように他者も自分自身も食い物にし、空っぽになり、その存在自体も不確かなものになる。死の匂いが充満する森の中、彼方まで記憶をろ過する洞窟内での波形。経過する余韻がずれて、そこで訪れるものによりずれ続ける果てで入り組んだ価値の家畜として、奴隷と化するだけの日々との戯れを終え、未熟な自己に帰還する。