昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ほんの束の間

生きるとは束の間の出来事。続く限りをなぞって、あらゆる場面が分岐し、それぞれが永続し、宇宙に連なるつたない面影が盛大に散り、星雲に変わり、形のないもののカタストロフが闇を絶え間なく生み出し、あらがうほどに惨憺としてゆく意識は暗がりで震え、暑かったり、寒かったりして、忙しく動き回り、刹那に消えゆくのです、とノスタルジアカタルシスを結ぶ無数の月日が星かなんかと混ざり合い、宇宙を押し広げる。崇高な余韻に垂涎し、堕落しても尚、不確かな何かに陥れられず、変化を厭わずに、群がる理由が有する価値を乗り越えて、現れる意味が位置付けるものに貶されても尚、立ち上がる強靭さを携える。