昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

緩慢

どんどん読んで、世界を救いましょうという、明るいだけの声には生気はなく、ただそこで儚くうそぶく過程に現れる倦怠感のようなものが空間を縁取り、そこに溜まるモラルを崇める信者たちがさまよい破壊する彼女たちは、なにが真実かもわからずに、ただ自分が信心しているものを正しいと認識すればするほどに、破壊され続ける今に続けといわんがばかりに手なずけられた彼らの暴力性は増すばかりであると嘆いているだけの保守的なあらがいにより、バンダリズムは内部から加速し、象徴とされるものを燃やし尽くす輩が排除を謳うものとの軋轢を重ねる自らの醜い心がカタストロフを生み出し、ただ快楽的な破壊に身を委ねる。彼らは距離感が分からぬから、よくぶつかる。身を委ねているままじゃ、表現もあいまいになり、今に根絶やしにされてしまう。ほんとうの終わりを機にすべてを変えてみないか?確かなものは情報の中にはなく、静謐な本の中に隠されていると、流動する意識がグレネードを投げ、ネガティブな意思を破壊し尽くす幻夜、注がれる月明かりは、確かな可能性を仄かに照らし、孤独な君の中に眠る革命的な原理を加速させ、意思の枷を外し、与えられた価値を瞬時に跳び越えて行く。傲岸不遜な神の望みのどれもをドレミファソラシドに変える。規律などは踏みにじるし、屁みたいに裏切られる結末。君の無情を引き裂いて着込んだドレスで並存を謳うだけの輩が悲観的な観点に寄り添う過程から逃れるために、幸運すら自らの手で捨てる。心許ないままに深淵に突き刺さる無機質で無気力な人類に下される罰などは存在せず、そこらじゅうでいやらしく増幅する所以に複製される最悪の結末すらも蹴散らし、苛む先々で最たる意味すらなくなり、孕んだ理由も懶惰になり、担う意味すらもすぐさま邪魔になるだけだし、そこで塗り替え、寝返っても、殺伐として裁かれるだけであるし、崇めるばかりでは仕方ないし、欲を破棄して、身体を放棄し、次なる次元へと移行する以前に、ここで表現され続ける物質を超越し、延々と機能する先々で確かな結末を紡ぐ。