ジンジンした心には領土はなくて、すべては与えられた衣服を着て、期待感ばかりを孕ませては、運命は踏みにじられてばかりだし、すべてはすぐバラバラになる。行方不明の命が機械的な翅を広げ、配布された季節をかじりながら、豊かさを謳うだけのがんじがらめの行方に不確かな改善を続け、軽薄な流動性が生活感をたずさえる荘厳な理由が、悠遠に花開き、近代的なメロディーを奏でては、今に軋轢を加えて、センセーショナルな意識を束ねて、行き先すら分からずに、ただ和解を求めるだけの頼りない君の起源。浪費家たちが孤独を嫌いが故にアンダーコントロールされる社会とは、世界性からはみ出し、一切を排除するためだけに保たれる世界の中で用いられる正解をばら撒きながら、あたかも正しいものを演じながら、物質であるために、あらがうものを支配し、独占欲を満たすために契約する関係性や、征服欲を満たすためだけに、ためらわずに拘束する関連性に制度を用いて、もたらされる痛みを加工しながら、純粋な痛みを孕むほどに、暴力性を増していき、逸脱する精神は慈しみなどをいつわりながら、誰かの罪を引き合いに出し、悲観的な観点により、絶えず引き出す厭世観の虜になる。利己的な弁証法により、絶えず価値は家畜化し、加算される原理は今の重荷と化し、換算される原理の中で、正しいと判断したものの道具と化す。偶像と偶然に支配された行方の彼方で簡単に消費される我々の形に対して、カタストロフを持ち出す明日から繰り返し破壊的なギミックがあると、陰謀論を謳う乖離的な理解を孕んだ懶惰な君の抒情詩が惜別を悲しみ、加工された真実のプロットを考え、むしばまれるほどに際限なく遮られ、ほとんどの猶予に入り込む背徳な気配から、軽薄な思想が死を飛び越えられずに、死を用いて脅迫するような不安を煽るだけの間柄に、あいまいな理想を構築させ、駆逐されるだけの忌々しい現実にそぐうものを演じるほどに、現実的ではなくなり、普遍的な者を演じるためだけに、この命は正しさに引き伸ばされ、あたかも正しい者を演じるためだけに、悪をねつ造し、悪そのものを切るほどに増していく快楽の奴隷と化す。
