昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

目印

ユニバースはでっかいカバン。なんぼいれてもパンパンならへんから、なんかなんでもいれてたら、わけわからん世界が形成されて、穢れやら、善悪やらが全宇宙を包み込んで、混沌としよるから、なんかわやな話ばっかが跋扈しよるし、夜通し真理なんかを勉強し続けて来たけど、啓蒙に至るためなんか、哲学的にためらわずに世界破壊するためなんかとか、弁証法的に擦り寄る価値を天秤にかけたって、どっちも正しさのカケラもあらへんのに、どっちが正しいかを決めないといけへんから、法とかいう面倒なもんで正義に枷はめて、囲い込んでは抑圧しよるから、ヒューマニズムも衰退して、暴力は加速するとかメディアとかネットワークによる誇大妄想により、より良いもんも、偏りを感じるがあまりに、裁きたがるだけの連中が連盟組んで、レイシズムかなんかにおちいり、排除するための規律と規制によって、人種なんてもんは破滅してるし、そこかしこで言及されるもんにより、のらりくらりしている良心的で普遍的な奴らほどメカニカルな快楽のメカニズムを追求し続けては、自らの快楽により破綻していく先々では、自らが促す強大な脳内物質によって、ブッダアンドロメダを食って、今に孤立しているとかいう破綻したセンテンスを羅列し続けるようなシュールレアリズム的な自動手記を加速させ、意識の枷を外すんやいうてる矢先に、すべては、終わるためでも始まるためでもなく押し広げられて、また縮こまって、自らの襞に収まり、また抑圧に耐えられんなって自らを解き放っては、端を持たずに延々とメタファーをつぶやき、こじらせて生きながら、いじらしく躓くだけの自傷的な観念を蹴りあげて、退屈な終末論なんかを吹き飛ばすような豪快な笑い声が宇宙全体に響き渡る。感傷的な春の破壊音。季節を噛みしめるイントネーションが氾濫し続ける先々で磔にされる動機。延々と秩序を打ち砕き、静謐な予言の彼方で私たちは保つべきものも放棄して、自らの豊かさに行き着く。