昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

秘密

ほんとうに惚れてたんだぜ、もう死んでしまって居ないけど、正確に言えば、別れてしまえば好きだったあの子も死んだも同然だし、そこかしこをさまようたましいは、あいまいな存在を騙しながら、ただ生きながらえることだけに専念するような生き方なんてものも、死んでいることと同じなんだぜっていう答えにも絶対的なものなんてなくて、そこらじゅうに敵を増やして、的を得ることばかりに必死になった語り口で、次から次へと人を騙し弄ぶんだぜ。そこかしこで分断された豊かなだけな世界、なじる瞬間にあふれる愛に触れるほどに不健康そうな君の共感性が砕けたあいまいな今朝、がんじがらめになった昨日に捕まえられてしまった君の不満がニヒリズムなんかを生み出して、不安そうに眺める先々では苦悩なんかを謳い、肌をかきむしる君との不和により、記号化される幼稚な世界をファシズムなんかで統治しようとする幼稚な策略なんか知りたくもないし、無関心であることよりも、ムカつくから、昔話なんかにしたくもないし、支配されるなんてクソくらえだし、空疎な自分に補完されるものを補填し続けるだけのシステマチックな生産性や、そこかしこで制限されて、忙しく動き回るだけで、退屈を堪能することもできずに、遠のく意識はとめどなく苦しみを配分したりして、支配的に加工される原理的な現在に理性すらないから、情報の鎧を身にまとい、ミニマリズムなんかを謳いながら、実際はフェミニズムなんかに侵され、誰かを独占し、占領した後に裁きを加えることばかりに気を取られて、途絶える意識は徒らに消費を繰り返したことに値するために対する罰なんかを求めて、用いられる罪により廃棄にされる私たちの思念は資源にすらならず、成し遂げることも知らないから、画面の中で動く空虚な物質のツールとしてしか生きられないから、君は偶像崇拝を続けるだけで消費的な毎日の悲愁さを取り除けずに、統制され続ける意識は言い訳ばかりを続けて、考えるよりも、考えさせられることが、あたかも正解のように促す世界の中では、社会と謳われ明記されるものにより名前を与えられることにより、あたかも正しい者の仲間入りを喜ぶべきだ、と教えられたことを怪しむこともしないで、ニセモノの法に加工され、教育により本質的な自分の考えは枯渇して、硬化していく意識は陰鬱に消費されて、たちまちに苦しみばかりに支配されて、苛み憎しみばかりを加速させ、自らの世界を守るために仕向けられた戦争により、自らの世界を破壊し尽くして、誰かのために生きることなんかを強制されて、共用されるために犠牲的な君の正義が制限する欲により、この世界の中での力の均衡は簡単に崩れてしまい、ただ終わるためだけに謳われる正しさのツールであり続ける。