昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

反するものにすら反する

モチモチでぬるい春の陽だまりの襞の中、涅槃みたいな感情を綴る小鳥のサイバーパンクなさえずり、腐りきった我々の関連性により、世界がバラバラな砕けたらしく、ゆっくりと終わるよりは、綺麗に燃え尽きたほうがよい、とカタルシスの唄をかき鳴らすカートみたいな心情を用いて、辞めたタバコの残り香や、やせ細った彼女たちの折れた翼や、今辞めたって良いんだし、出し抜くよりも速く逃げ出して、決して誰にも捕まえられないように、クールに巻き込む風と共に、騒ぎ立てる夏の虫とクリーンな連動によって我々は高く飛べる。多角的な空にひしめく憎しみを超越し、遥か午前を算用し、有用な事実を引き裂いて、情報がコード化され、脳内を支配する前にするりと抜け出す静謐な質感には、詩的な模様であふれている。サディスティックなミラーボールがまわるがらんどうな子、儚く散り行くハードコアパンクな夕餉、私はストレートエッジであり続けるし、依然として主体は制度の中で撹乱され、存在自体を不確かなものに変えるし、やかましい規律を超克して、誰にも従わずにブンブン振り回す欺瞞が、犠牲を生み出しても尚、生きたいと叫ぶんだ。