昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

不安定

信じるものも、あらへんから世界をにらみつける。憎しみが意思を偏執させる以前から歪んでいるのであるから、他の何かや、誰かに歪ませられる必要もあらへん。理由なんかいらへんから、変革を叫んでもしかたないし、したくないことばかりやし、万端なもんもあらへんし、不必要なことばかりやし、はびこる悪意が帰路を求めんと、途端に悪趣味なもんを用いては、自らの未熟さに苦しむばっかりやし、約束なんかすぐ破るし、痩せたり太ったりしながら、しなびた理由かんかを加速させて、足枷はめたり、悪態ばっかりついたり、つたない日々も汚くなるし、無くしても見つけんのもめんどくさいし、くたびれたり

、しつこかったり、出会ったり離れたりするばっかりや。慢性的な痛みをかかえた退屈な世界の対価をもとめるだけの堕落した世界の彼方で加担するためにもつれてゆく行方から、加速してゆく時代に孕んだ愛が快活な動機をむすんでは、むつましくつらなる意識が氾濫し、確かな愛を加工しながら、与えられた過去から放たれる。信じるもんもしわくちゃなって、もたらされるもんにさらわれてく意識もしわくちゃなる連鎖を断ち切るべく、神に反して永遠の命を欲しがる捕食者や落伍者の群れが巣食う世界が穴ぼこだらけなって、こらかなわんな、言うて、言い訳ばっかりのまがいものの街で除け者なっても、野ざらしのままの身体もままならんままに、やかましく募る意識的な互換性から、制度に付着しよる胡散臭い思念なんかが、シナプスを駆逐して、運命なんかに蹴落とされ、のさばるノスタルジーなんかに試練なんかを与えられよって、健気さ失って、差別的に排除されよって、この命とは即座に使い捨てられるし、意識に羅列するもんが、精神の端々でずさんにあふれて、暴かれるもんに離反しながら、しなびた季節にこじれてく私たちのくだらなくて最高な一日を縁取るだけの堕落した悟性をも超克しては、妨げられんと健気に駆逐して、美しく散るんが、この命というものであるし、そこで居残るんも虚しいだけやから、すぐさま飛び立って、一瞬で尊ぶ先々ではデタラメなもんが措置する憂鬱を超えて、こしらえられるもんに反して、はびこる悪意を突き抜けて、健気に歌い続けるのです。