昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

高尚

良心という言葉は廃れ、誰もが破壊的な異常者として、正常化を謳うだけの悪魔的に死へとみちびく死神に変わり、醜い自分を正当化するために、平気で人を騙すことが資本主義社会のなかでは稼ぐために嘘は有利に働きを加える。そのような世界の中での正解は、正解などではなく、何かに譲歩するようで、自らに有利になるために騙し合いを続けることだけが正解のように語られているだけであり、そこで騙し合うことを愛し合うことであると勘違いした者たちの子供が親から、あるいは教師や上司から受けた教育とは名ばかりの洗脳的なまやかしにより、あいまいな世界をあたかも愛しているように振る舞い、誰かを傷つけぬように、と思えば思うほどに、誰彼構わず傷つけてしまう。傷つけ合うことでしか確認できない愛を愛と読んでいるだけみたない呼称でしかない愛を確かめるためだけにそばに居る者に認識されたいがために、意地悪をする子供のような感覚でしか、互いを支配できずに、そこには独占したいがために行う確認作業のような機械的なものにより暗示されるものにより、あたかも誰かを愛しているような錯覚に陥り、自らを騙すことでしか誰かを愛せないような愛などは瞬間的に燃え上がり、継続的に愛することができずに、その場で孤立し、自らを責め続け、センチメンタリズムに酔いしれ、ただ孤独を往復する君は自らの怒りを他者に向け、自らに対する憎悪で他者を責め立てることでしか、自らの存在をも認識できないまでに陥る前に、何かを捨てたが故に増してゆく苦しみから解放され、退屈をも楽しむために、退屈であるということからも解放され、求める自由とは、絶え間なく怠惰なものであり、もたらされた幸福や僥倖などは、その場しのぎのものであり、そこで抱えている裕福さなどは、複製されたものであり、あたかもしあわせそうに時間に追われているだけで、破滅的に何かに追われては、逃げることもできずに、ただただ消費するだけのシステマチックなものに陥ることが、豊かさなどと勘違いを施す。ないものにも苦しみ、あるが故に増え続ける苦しみのフェーズから脱兎し、すべてから超越する。過ぎ行くものなどは、過ぎ行くだけに放置し、あるいは葬る。