昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

記憶

誰にも会わずに何もせずに神秘を弄る。さるぐつわをした鳥が平気的な噂にかまける間、ガラガラになった閉鎖的な精神の曖昧さに忌むこともなく、砕けた世界が湿度を失い、カラカラに乾いて、加算されるだけの彼らの質量などが気にくわないが、気にかけるのすら面倒だし、そこで打診されるものに刷新されるものなどに審査されるなんてことはされたくもないから、何かに同化して、何食わぬ顔して、冷めた世界で捕食されるのを待つなんてことはあんまりだから、答えなんて持たずにいくらでも堕落して、負担がなんだとか、うるさくつきまとうだけの理屈なんか蹴飛ばして、誰かが語る正しさも、ただ誰かを騙すための言葉であるし、定めなんかを謳う奴らのアイロニカルな闘争に参加なんてしたくもないし、我関するゆえに無関心であり、あらゆる悲劇を枷にして稼ぐような輩のために加算し、過信するだけの奴らの傘下に入るなんてことをうるさく語るような長いものに巻かれろ的な判断では、いつも長いものに首を絞められ、いつまでたっても苦しいままだし、自らの意思で突き抜けるために、この命とはあって、生き死には自分で決めるし、決意さえあれば、何にもさえぎられずに、いらだつ先々では、森羅万象にまじわるエゴなんかが、何かを始めようと、一切を拘束して、高揚感などを操作しながら、しなびた意識はパーソナルスペースなんかを破壊し、誰彼構わずに入れるから、簡単に利用され、狂ってしまうわけだから、堕落しても尚、燦然と突き抜ける美しい我の間からこぼれる光を見て、美しいと思うままを、思うままにただ愛してみたい。