昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

あらゆる希望をムシャムシャと食べる君

ことごとくが信用できないから、と消え行く意識をまさぐる怠惰な風、はなから信用すらしていないから、と能動的に孕む儀式がすべてを飲み込み、すべてを理解し切ったと勘違いした末には、調和することもなく、言葉を魯鈍なものに書き換えては、機械的なまやかしや、やつれていく景色が与える廃れた形式などに引き摺られては、短絡的な動機や道理に引き込まれ、慢性的な痛みに取り憑かれ、耽溺する間に浪費される信念や、捻出されていく意味などが運ぶものの奴隷として、意識的な懐かしさに統合されている、と謳うような奴隷というものに依然として依存することでしか、奴隷であることすら感じられない連中の批判的な道具として生きたくもないし、偶像の軋轢に妨げられ、乱立する憎しみに引き摺り込まれ、同化することでしか、自らを認識できずに、そのようなことごとくが生み出す憎しみに寄りかかることで、生きていることを無理矢理に再認識するための、倫理観を安易に吐き出す意識的な汚穢に澱むすべてに取り込まれる前に、まがまがしい頭が規律を捨て、熱病に苦しむ間に配膳される理由がすがるものが全体主義に陥らないように、退屈で怠惰な日々を切り裂き、泡沫の自由などに理性を損なうためになじるだけの今に飛沫し、似たような憎しみを感染させる。何かを犠牲にしたからといって、何かの犠牲になったようなあいまいな存在が孕む理由が流動し、同化していくだけに至るまでの軌跡を走り回り、見せ物のような日々から解き放たれる。死ぬことも生きることも否定した間に、真の自由は撹拌され、まどろむ一瞬が浪費していく刹那を食べ尽くし、真の理由を手にしては、事実の解明に至るまでの軌跡を渡り、猥雑な理由が想起させる散漫な需要などを超越し、隠逸していく真実を跳躍し、活路を見出しては、自らが生み出すものが安寧を築く。