家族から発達した国家という超巨大な欲求と自然性、その場で引き伸ばされ弛んだ愛を超越し、さらなる愛を絶え間なく波及させるために、さらなる愛を次々に生み出す。あらゆる変化と変遷が歯痒く混じり合う結末、通わす愛も、いつしか邪魔なものになり、引き出される思いが資本主義の中では打算的に消費され続ける。戯れる言葉と引き裂かれた此処はどこ？と促すアリスの乖離した世界に架橋をつなぐべく、夜な夜な工事を続けるウサギやネコの誇大妄想が利己的にコイルを巻き、延々と電気的な力を発散し続けることにより、呼び覚まされるアイロニーや、ロジカルで安易な時間を弛緩させるような問題を復古させるために、保守的な偶像を謳う打ち砕き、現実にもつれる意図や意味がちぐはぐになりながら、頭の中で歌う確執やら、変幻自在な欲望とカオスや、かけがえのないものすら、掛け違えたままにすれ違い、廃れるだけに至るような等差や、淘汰されるだけに至るような空白を埋めるために運命などが用いる教唆や、境涯に散りばめられたメタファーにより出来たアスファルトや、魑魅魍魎どもが蠢く退屈で体系的な空間にひしめく余韻や、まがいものな奴らが蓄積させるデタラメな手法により集積する罪や憎しみなんかが調教するマゾヒストや、逸脱し続けるトリックスターとして、リリカルな衝動により仮死化した精神を蘇らせる的な発想により、掃き溜めのエゴを加速させ、個人崇拝を浸透させるために配られる嘘などに供えられる泡沫の理念や驕傲やらが、崇拝をどんどん加速させ、あらがう先に課せられた罪などに攻め入られることごとくに制限を加えられる苛立ちや、訝るほどにいびつになる精神に性悪説が覆い被さる。分断を生み出すだけに謳われる真実、怯える落伍者と、楽観的に観点を飛び越え、転換期や換金されるだけの昨日や、還元される思いや、横暴な連中が生み出す業火や、交換される思いの初期衝動や、初動死や、恒常的な豊かさや、価値観の違いやら、勃興し続けることにより、強力な意志が生まれ、ここで肥大化していく犠牲的な精神から逃れ、自らを大切にすることを学ぶ。
