昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

最後の人

運命論者たちがうろつく午後、迎撃された鳥たちの罪を計り売りする老婆、繁栄されるモードが獰猛なメタファーを散りばめ、汗ばんだ夜に平伏す社会的な疎外感やらを加速させるために生きながらえたプリミティブな衝動や、硬い髪に櫛を何度も通して、くたびれた日々をそつなく過ごして、応用されるだけの今にたむろしては、保たれるものにもたれかかり、過信してばかりいる今を翻したり、非売品の昨日を整合性を謳う連中の戦争に参加したり、支配的な奴らのテクノロジーにより滅亡した原住民たちの悲しみを寄せ集めたり、酩酊する今に被害者意識は加速され、懐疑的な日々に歪に作用する論理や、利己的な今に襲いかかる諦観や、低劣な意味が連動し、道理なんかを用いて引き裂かれる今に現れる思いも簡単に貶され、ないがしろにしていた瞬間を補完し、貧相な連中が謳う動機や、神々しく語りかける君の面影などを供養し、有する形は消え去っても、ここで想起するものが延々と敷衍し、君の思い出などは、今を通り越して未来に作用し、永遠を飛び越えていく。過去にすがるだけの君は、今を憎むことだけに専念し、意味を見よとはせずに、何かに責任転嫁し、転機を迎えずに、そこで構築される苦しみの道具になる。