昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

強要と汚穢

変える気概もない者がせめぎ合う幼稚な世界、犠牲者の戦利品を集めて売り捌く日々である、と自慢げに話す子供たち、豊かさとは枷にも変わるんだ、と風聴する輩が謳う革命、案山子が歌う童謡がなびく夕暮れと結末、永遠に補給される愛の粘り気、太陽フレアがもたらす脳内の沸点、勘違いこそが恋愛というものを長引かせる秘訣なのだ、と卑屈な連中がピーチクパーチクうるさいな、と納得なんていくはずもないから、いばり散らしたり怒り狂ってるんだろうが、そんなの見たくも聞きたくもないから、空っぽのままで土塊として生きて、積み上げればどこまでも高く、踏みつけられても強度は増し、何かに動じたとしてもだ、眠れば忘れてバカ笑いしてやる、と散漫な今朝。穏やかな公園で嫋やかに雲を編む。あらゆる行動が無気力に支配されてもいいや、と布団に沈み込む。偶像や偶然とぐーぐー眠り、偶発的に現れる夢や幻が補完する数多の退屈の虜になる前に、少しで足るのだ、と稼動する意識と同化する儀式的な何かに占領されるだけの世界の片隅で擬態化する虫たちのおこぼれをいただき、命からがら、乾いたままでうるおうことなく、おどけたり、さもしいままで悲惨で窮屈な毎日が吐瀉する有益な情報をシャットダウンして、浄土を歩く黄金の足や、緑いっぱいの心の中では、何事にも負けないような健気さでもって、君の心を奪ったものがひけらかすものからの超越を目指すべく、あらたな試みを続ける。もう何も信じたくもないし、信じろと促されても、信じる気もないし、信じたところで云々とニヒリズムに酔いしれるわけでも、自棄になって無敵の人を演じるわけでもなく、類人猿が類似品を謳うアナクロニズムに縋るわけでもなくて、何を言っても理解できないし、理解されない、と諦観に浸り、ペシミストを気取るわけでもないし、はなから期待もしてないし、期待されたいわけでもないし、分け隔てなく愛してるようで、分断しまくっているし、批判的で否定的で不衛生であるし、増えたり減ったりやかましいし、マシなものなんてありもしないから、ありがたみなんて感じられるわけもないんだ。