昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

遠吠え

書き込まれた罪の意識を取り外し、メタファーの波に飲まれる前に離反し、理性に制される前に、自己超越を企てる。愛した記憶に妨げられる以前に、私とは散漫な意識の枷により、身動きが取れず、途端に現れる苦痛により、卑屈になってばかりいる。交互するアイロニーからスルスルと抜け出して、ずさんな社会が促すゲシュタルト崩壊や、ゾディアックが促す死の足跡や、相似する君との倒置法の崩壊や、ここで後悔するだけの取り組みにより、打算的に成らざる負えない、と散漫な狂気を孕んだ常軌を逸した普遍性が促す確信犯的な制度の強度、ふくよかでみずみずしい世界の端くれ、空白を埋めるための犠牲やら、征服欲や、複製される真実をまさぐる恒常的な敵意や、住まいを破壊し尽くす仕組みや、想念を食べるための値や、あいまいな市場により、しどろもどろになる意識が馴れ合う隙間に鮮やかになる色彩や、即席の自由や理由を吐き出す機械的なガイダンスや、蓋然性を踏み躙り、憎しみを増幅させる君の歪なジレンマが引き出す苦悩なんかにより、私たちの罪は肥大化し、曖昧な理想は、成否などを謳い、散漫な奇跡の中で複製される光が乱反射して、非売品の日々でリリカルに結ばれ、まさぐる意識が偶然を昇華させ、葉っぱ踊る裸体の空では、空間を彩る雲がゆらぎ、爆心地で迫害されている人々の役目や役割などが蓄える論難や、難癖つけるだけの退廃的な呪詛を綴る意識的な傲慢さから勇躍すべく、しなやかな筋肉を携えて、体たらくな日常の気配や拝啓などに迫る追憶、有する価値に擦り寄る互換性や、性善説性悪説が改ざんする日々でジャムセッションを続けて、けたたましく叫ぶ魂や、約束を突き破り羽化した鳥たちの嚮導や、後悔なんかをねじ伏せ、制限を持たずに論理が用いる等差を踏み潰して、産まれたままの身体で今に超越する。蝙蝠が語る箴言、真理を動かすための乾電池や、電子的な希望が膨張し、さらなる進化を遂げるたむの弔いや、淘汰されないように問いただす間に相対的な従属から解き放たれる。