昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ギミック

行方不明の君、たちまちに現れる起源や、不機嫌そうな日々の挿入歌が垂れ流れ、屈折した慈愛に基づくエゴにもつれていく気配が背景に折り重なり、改ざんされる意味の中ではしたないものを加速させ、意思に枷を嵌め、世界性を狭めながら、センチメンタルに帰巣する見たことがある鳥たちの記憶の結び目や、報われない神たちの怒りが降り注ぐ現代的な病と、数多の過ちにより、偏るばかりの思想が有する価値を破壊するほどに、中流階級的なエゴが、短絡的なアナーキズムを加速させ、ファシズムを利用し、世界を閉鎖的なものに変更させるための、形式的な罪を展開させ、あらがうほどに膠着し、粘着し続けるだけの、堕落した正義がフラクタルなものを謳いながら、現れるまやかしの施しや、規制されるための正義から離反し、理不尽な希望を膨張させ、広がり続ける宇宙空間の中で蔓延る悪意にしょっ引かれ、非道な人々のカタストロフによりロストしていくものの掃き溜めや吹き溜まりに溜まるエゴ、驕りばかりの日々でカタストロフに至り、自戒していく綻びにより滅びるだけの今にためらいすらなく、歪な真理に引き摺られ、死に悶える月夜に迫り来る人類的な汚穢をつまみにして、支配的な夜を飛び越えるために、ここでねじ伏せられてたまるか、と遷移するために、すがることなく、世界的な帳尻なんかを合わす必要性もなく、制度を清貧なものにするために、エゴを放棄し、無様なままではあるが、ないがしろにされても尚、服従せずに、誰にも従わずに続けるものだけが、確かなものになる。ここで枯渇するだけの信念をたずさえ、濾過されていく観念が露出し、無限にふくらむ幻想に囚われた宗教的な幼児退行により、リアリズムをどんどんと喪失し、失うほどに加速していく憎悪の虜になり、人間を踊り食いする悪魔的なものを崇拝し、利己的な意思が狂気に陥り、偏り続ける思想は、思考停止に陥って、なりふりかまわずに、傷付ける先には、自分に似たような何者かを妬み続けるほどに、孤独に至り、孤独を知らぬものは、自らの孤独に五体を裂かれ、不安をたずさえたまま、絶望を這うことしか出来ずに、その場で絶命する。