昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

戯れる

笑い声も寄せては消える。記号みたいな未来が汚いか、と伝える神の気配と、愛玩たる君、時代に住まう鬼、虐げられた彼の憂鬱と、スマホの中に収監されている現代人、憂鬱を吐き出すほどにネットワーク上に豪雨が降り注ぎ、無関心な連中が続ける支配によるカースト、フリークスたちが踊り明かす時代性の素因、インタラクティブな悪意と、飼い慣らされた悟性、悪趣味な腐乱死体、君がみんなを許さないように、みんなも君を許さないだろう、それだけのこと、それだけのことを繰り返しては、今までのことを無駄にするだけだろうし、体系化された憎しみの餌にされて、跡形もなく消え去ってしまうだけだ、と諦観している君を査定したり、監視している暇もないから、死はすぐさま横切り、今に忘れ去られるだけだろうし、浪費されてしまうだけだろう。そんな陳腐な損得が語る正義なんかに騙されないようにして、怠惰な夢にもぐりこみ、季節感を封鎖して、比喩やアンニュイとした空間に潜む安易な理由に迫る不規則な過程が、宇宙であると宣言して、そこかしこで締結していく物事が、荘厳な結末を迎えては、前衛的なものにたぶらかされて、相似するものに同族嫌悪したり、と悍ましい結末にそぐうものだけを、偶然とそそのかしたり、揶揄されるものを崇めたり、とあてがわれた罪の群れ、闘争をし続ける人間的な憐れみが敷衍して、貯まる敵愾心の貯金や、約束を突き破り、他者から借りたありがたみを即座に使い果たし、すべてを無碍にするために、擦り寄る形だけの愛や、痩せ細った価値がまとう法則的なものにより、拘束されているだけなのに、何か勝ち誇っている君の住まいから飛び出して、たちまちに現れる空疎な父性的な権力の陰により、死滅した人類の前頭葉の中で踊り狂う私たちなどに、出来ることなどは、限られているどころか、何もないに等しいものであるが、こうして読み書きして、革命を続けることにより、誰にも騙されずに、ただずっと続けることだけが、ことごとくを超越する。