昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

裸足

詩人として生きるには、あまりにも汚ない世界、ビッグプラネットと宇宙的な真理、ビッグクランチと、あらゆる犠牲の跡、偶像崇拝を続ける真理上の猿、歌声が遥か無垢な空に響いて、木々たちは、君たちとは、関わりたくないから、と、風に揺れ、能動的な春が近づくチクチクした陽の光、ラストシーンで打ち上がる花火、備蓄した昨日により鼻詰まりして、みすぼらしい今を否定するだけの、まやかしやら、枢要なものを謳って、君にこじつけられた罪により、怖気付くだけの私たちの定例会には、木兎やら、トランプの兵士やら、隠語やらが飛び交い、舞台では、シャケやマスが産卵を繰り返して、食卓に運ばれていく我が子を、悲しい目で見つめ、土星から降り注ぐ、電磁波なんかを身体にあびて、謳われている艱難辛苦って奴を調理して、家系ラーメンかなんかに変えて、鮮明な過去を吸引するタコの女王の足や、雹やらが降り、概念に穴を開けて、真実なんてものは、この通り空っぽだから、すぐ穴が空いて、壊れてしまうものであるから、簡単に信じたり、信じるために利用されたり、信じるために誘導したりするための、システマチックな教育に補完される意識的な過ち、従順であり、社会のためだけに、国家のためだけに、模範的で、綺麗事を並べながら、統合されていく意識の中で、イチゴや生クリームが踊り、ダウングレードや、アップグレードを繰り返しながら、軋む身体が、永劫回帰や、因果応報を飛び越え、銀河団のマントをつけ、暗黒物質で出来たスーツに着替え、宇宙全体を統べる神との、最終決戦に向かい、恍惚として、納骨される我が骨を横目で眺め、肉体を破棄したところから、この命とは、はじまり交わる。