昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

勝利

コミュニティが狭いか広いかの間でせめぎ合う瞬間、擬態化した虫たちの対義語、征服欲とふくよかな足、氾濫する魂により出来た川、その川を泳ぐ魚や揺れる葦、雲の隙間から溢れる明瞭なエモーション、壊死したレコードの上を歩く老人が紐解く、存在とは何か?という、命題に挑むまでの記録して、ほそぼそとした生活からこぼれる思い、憎しみを昇華させ、立ち向かう隙間、跳ね上がる恋、好戦的な奴らが示す割合やら馴れ合いにより、住む場所すら失ってしまい、スラスラと嘘をつきながら、独裁的な主観から繰り返し生み出される恨みつらみの道具として、偶像崇拝を続け、権力を奪取するための戦争の音が、荘厳な世界を破壊するころ、精神論者たちは、自らの過去の中に留まり、幼少期に見つけた小さな部屋から、閉塞感を生み出す圧搾機としての社会を成立させるために、躊躇わずに律する間から生まれた対価を書き換え、自由や平等により腐敗する以前に、利用されることや、その場での価値や、危機察知能力を鍛え上げ、すぐさま逃げ出せるように、無理やりに何かをやらしたり、やらされたりしないように、不自由を料理して、自然に帰るよりも、溶け込んだり、混濁して、考え込まないように仕向け、倦怠感をかかえている君の刹那に現れてくる言い訳がましい瞬間から生える動機、有用な史実に絡まる骸や争う先に生まれた最愛の人や、それぞれの出会いと別れと和解して、ガイダンスには従わないで、すぐさま解約して、わずらわしい道理に駆逐される以前に、確かな愛に帰属し、不確かな意味を破棄し、純粋な愛に帰還する。