昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

凄艶

観念に引っ張られる意思的な洪水、氾濫する意識に飲み込まれた乳飲子、ツンドラの上で踊り明かす巫女、遊覧船に詰め込んだ初期衝動と初恋、無様ではあるが、この、生きながらえた命、たどたどしく重なるアドレスや、今に迫害されていくだけの苦行により、超人へとカスタムされ、些細な出来事をデータ化し、可視化した辺りから生える普遍的な日常を閉ざすための毒キノコ、高揚感と対峙し、冷めた真理をカプセルに詰め込んで販売する駅のホームの売店、あらゆる悲劇から抜け出して、たちまちに現れる間違いや、場違いな代物が掘り起こされる忌み地、踏み外したら最後なわけではなく、ただ、踏み外さないように、最後だなんだ、と、促す間にも、正解や生活感は、簡単に失われてしまうだけだし、明日は我が身だとか、促したところで、途端にどうなるかなんて、誰にもわかるはずはないから、私だけは、すべてを知ったところで、誰が、私を正しいと認識して、私の存在を示すか、締め出すか、はたまた、裏切られてしまうだけの結末などを蹴散らす。枢要なものなどほとんどなく、そこで補填されるだけの罪を利用し、理性すらもなくなり、ただ、度重なる痛みを吐き出すための口や、怠惰な身体を引き摺り、悲観的になった観点が生み出す意味なんかに利用されずに、ただ、たちまちに現れるものを、なるべく、そのままに愛したりする。